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2007年06月30日

キエフ『ライモンダ』のアブデラフマンはルジマトフ→コルプに変更

だそうです。
皆さん既にご存知かとは思いますが,「ルジマトフのすべて 2007」の会場でそのように告知されておりました。

理由は,ルジマトフが8月に膝の関節の手術を受けるので12月には間に合わないから,ということです。1月のレニングラード国立では踊る意向とのこと。
(キエフは初めて踊る演出だから早目に準備に入る必要があるけれどそれには間に合わない,マールイなら踊り慣れているから膝さえ回復すれば大丈夫・・・という感じなんじゃないかな。公演は1月の違いでも,準備も入れれば2〜3月の違いがあるのではないか,と思います。1月は元気に踊ってくれますように〜)

購入済みの全員に2000円返金してくれて,今後は2000円引きが定価となっての販売で,おまけに,どうしてもキャンセルしたい場合は返金してくれるそうです。
返金方法の詳細は,7/4(水)にサイトで発表,新聞広告も出す予定,光藍社直接購入者には必要書類を順次郵送,プレイガイド等で購入の場合はご連絡ください・・・とのこと。

行き届いた対応で,感心しますなー。
ルジマトフが出るときだけ2000円高いというそもそもの価格設定の是非はともかく,さすがは光藍社ですよねえ。


私自身は,このキャスト変更については,「あらま,そうなの」という感想。

平日公演だから行けるかどうかわからなかったせいもあるし,ルジマトフ熱が冷めているせいもあるけれど,それ以上に,「アブデラフマンよりやはりジャン・ド・ブリエンヌだろう,本来」という気分があったことが大きいです。

なんだかんだ言って,ルジマトフというダンサーは「真・善・美」の人なんですよ。(私はそう思う)
(後世からの十字軍への評価はさておき)崇高なる大義のために,先陣をきって出征していく騎士こそふさわしい。(グリゴローヴィチ版限定ではあるけれど)白い長いマントを翻し,2名の従者を従えて勇壮に踊る姿こそふさわしい。

いや,アブデラフマンもすてきだろうと思いますよ。見たくなかったわけではない。今さらジャンを見せてほしいとも思わない。
でもねー。

ルジマトフには,深窓のお姫様を混乱させ,幻惑する官能性は過剰すぎるほどある。愛しい人に一途に迫る情熱もある。アラブ系異邦人にふさわしいエキゾチックな容姿もある。(わざわざ言う必要もないが)踊りも表現力もすばらしい。
でもね,アブデラフマンって,人身売買とか略奪とか誘拐とか・・・を日常とする人なんですよね。(そうでないという意見もあろうが,バレエのお約束としてはそういう人だ)
そういう要素は,彼にはない。

そういう意味では,コルプのほうがいいんでは? と,今日のアリを見ながら思いました。(念のため:ペレン/コルプの『海賊』パ・ド・ドゥが上演されたのです)

コルプはねー,「奴隷というより奴隷商人」なアリでした。愛らしく微笑むメドーラを背後で操る妖しく怪しいパートナーでした。
いや,すごいよ,彼は。あれだけ柔らかく美しく踊りながら,「腹に一物」な謎の人物に見えちゃう。いったいなんなんだろうねえ???

踊りは実に見事でした。
以前,ルジマトフのファン仲間が「コルプの踊りはルジマトフに似ている」と言っていて「・・・そうかぁ?」だったのですが,今日のヴァリアシオンの前半,(技の名前は知らないが)上手前から下手奥に下がっていく跳躍技を見ながら,「ほんとだ,似てる」と納得しました。

猫科の柔らかさなんだよね。
猫科には,虎もライオンも豹もいる。ペルシャ猫もいれば,その辺の野良猫もいる。ハクビシンもいるでしょうし,イリオモテヤマネコなんかもいるかもしれない。
それくらいの違いはあって,でも,二人とも猫科なんだろうなー,と。

あと,リフトが名人級になったのに感心しました。「成長したなー」の理想形?
5年前くらいかしらね,ヴィシニョーワと踊るのを見る度に,「回転のサポートで腰が退けてる」とか「頭上リフトを持ち堪えられずに・・・」があったダンサーなのに,今日はまー,ご立派と申しましょうか頼もしいと申しましょうか,リフトをわざわざ難しく変えて,それを見事に効果的に見せておりました。


えーと,いつの間にか公演の感想の話になってしまった。
今日は遅いので,ルジマトフ関係だけちょっと。

告知されていた『阿修羅』と『ボレロ』に加えて『シェヘラザード(抜粋)』とルジマトフ版『牧神の午後』をマハリナと踊りました。

『牧神』は『ニジンスキーの肖像』の中で踊られたもので,まあ,そんなに優れた振付ではないでしょうが・・・というか,マハリナ&ルジマトフ抜きでは成り立たない種類の振付でしょうが・・・私としては,また見られてとっても嬉しかったです。

あとは,『阿修羅』がよかった。
段々盛り上がってきたな♪ というところで終わってしまったので拍子抜けしましたが,無駄に長い現代作品よりはいいですし,前半の静寂なシーンがとてもよかった。
「印を結ぶ」的な振付は,踊るルジマトフも見事だし,こういう振りを彼に与えた岩田さんも「よくわかってるじゃないの♪」でありました。

音楽まで日本的にしなくてもよかったんでは? とは思いますが,これは単に「邦楽聞いてもつまんないよ」な私の耳のせいかもしれませんです。


あ,雨漏りのほうですけどねー(↓の記事参照),9時前に仙台駅に着いたらあちこちに水溜りがありまして,ドキドキしながら帰ってきたのですが,大丈夫でした。(湿ってはいるが水滴にはならない)
ふむ,要するに集中豪雨的な大雨にならなければ,「壁に湿気」程度ですむのかもしれないわねえ。

というわけで,明日は起きてみて元気だったら,新国『ドン・キホーテ』を見にいきます〜。

  

  

posted by 槻本 at 23:20 | Comment(2) | TrackBack(0) | ファルフ・ルジマトフ

昨日は「ルジマトフのすべて」を見にいくべく仕事を休んだのですが

◇チケット関係

今日発売

ルグリの追加公演
ぴあイープラスNBS

コジョカル&東バ『真夏の夜の夢』
ぴあイープラス楽天チケットNBS


オーストラリア・バレエは,イープラスの得チケが出ましたね〜。(見たことのない演出なのでお勧めする勇気はないのですが,面白そうだから,このお値段なら見てもいいのでは? と思います。私はチケット確保済みです〜)

『白鳥の湖』は「ミュージカル料金でミュージカル以上の感動を!」ということで,S席¥16,000→¥12,000 A席¥14,000→¥10,000 B席¥12,000→¥8,000という割引。『眠れる森の美女』のほうは, 「ナルニア国物語の世界の様なスペクタクル・ファンタジーを、ぜひご家族でお楽しみいただきたいとの願いを込めて」2枚以上のチケットご購入の場合は半額になるそうです。 こちらもS・A・B対象で,7月16日(祝)は対象外のようですね。


◇その他のニュース
ムジカが倒産したそうですね。YOMIURI ONLINEのこちら。債権者約280人のうち約80人がチケットの購入者で,返済に充てられる財産がほとんどなく払い戻しは難しいとのことですが,うーむ,前売りチケットにはこういうリスクもあるのですねえ。(最近はバレエ公演は扱っていなかったような気はしますが,皆様の中に被害者がいらしたらお見舞いを申し上げます)


◇昨日は「ルジマトフのすべて」を見にいくべく仕事を休んだのですが・・・の本文

仙台は昨日は大雨でして,家が雨漏りしました。マンション管理会社がソッコー飛んできて原因はわかったのですが,すぐに補修できるわけではない箇所でした。(管理組合の手続きも必要だしー) その結果,本棚の上に置いた洗面器にたまる水に対応する必要が生じまして,出かけられなくなりました。6階建ての建物の3階でも雨漏りってあるんだわねえ。あはは。(笑うしかない)

まあ,でも,気付いてよかったですわ。いつもの金曜公演の「いったん出勤。早退して見にいく」コースで行動していたら,帰ってきて本棚水浸しで愕然,財産損害も・・・だったろうし,下の階まで被害が広がってその責任がどうこう・・・で面倒なことになったかもしれませんもん。気合を入れて朝から休んだかのがよかったのよね。(ファルフさん,ありがとうっ♪←ちょっと違うか?)

今日は晴れているので今から見にいきますが,夜はまた雨になるらしいので日帰りしなくっちゃ。
明日の新国『ドンキ』のチケットも持ってるんだけど,どうしようかなぁ。また晴れれば2日連続日帰りで見るかなぁ。土日乗り放題の割安切符を持っているから経済的には問題はないけれど,体力的な問題が・・・。でも,寺島/マトヴィエンコはもちろん,厚木さんの街の踊り子も見たいしなぁ。

はっ。(←気付いた音)
もしかして,補修がすまないと,東京にバレエを見にいく度にこういう心配がつきまとうわけですね。
そっかー。オーストラリアは土曜と月曜のチケットだから日曜日のミュージカルかなにかのチケット探そうかなんて思っていたけれど,2往復したほうがいいかも,ですね。でもって,雨が降ったら見るのを諦める・・・のか,やはり。困ったね,こりゃ。

いや,バレエだけではない。雨が降る度に仕事を休む必要が出てしまうわけですね。雨の日は仕事に出るのは億劫だからサボる理由ができて丁度いいとも言えますが,折りしも梅雨なわけで,雨の度に休んでいては仕事が滞ってしまいますねえ。
うーむ,いつ直してもらえるのだろうか?(深刻)


◇更新記録
洗面器監視の合間に作業して,スカラ座『ドン・キホーテ』の感想を載せましたので〜。

  

  

2007年06月26日

左右木健一・くみバレエスクール 10周年記念ガラ公演

という催しが仙台で行われます。

ゲスト出演者がけっこうすごい。
酒井はな/竹島由美子/ラファエル・クメス=マルケ/福原大介/横関雄一郎/茂木恵一郎

酒井さんくらいなら驚かないけれど,竹島さんがパートナーを連れて参加するとはびっくり〜。
しかも,ドースンの新作の世界初演だそうで,豪勢ですなー。

というわけで,私も見にいこうと思います。
ファルフさんを見る関係上発売日にプレイガイドに行けないんだけれど,東京のぴあで買うべきだろうか? まさか売り切れないよねえ? というか,いったいどれくらい一般に売り出すのだろうか? うーむ,見当がつかんなぁ。(困)


9月30日(日)3:00PM
イズミティ21 大ホール (仙台市泉区)
S席(指定席)4000円 A席(自由席)3000円

予定プログラム
『デフィレ』 振付:左右木健一
出演:左右木健一・くみバレエスクール生徒

『ドン・キホーテ』第3幕より 
バジルのヴァリエーション 出演:茂木恵一郎

『Liebesfreud〜愛の喜び』 振付:左右木健一
出演:乙戸沙織

『ラ・シルフィード』よりパ・ド・ドゥ
出演:佐藤結花 横関雄一郎

『ロミオへのメロローグ<独白>』
振付:後藤早知子
出演:酒井はな

『パキータ』 
改訂振付:左右木健一
出演:金子亜佑美 福原大介 ほか

『天地創造』より「アダムとイヴ」 
振付:ウヴェ・ショルツ
出演:佐渡眞歩 横関雄一郎

『古典交響曲』 振付:左右木健一
出演:左右木健一・くみバレエスクール生徒

『Nature of day light』(世界初演)
振付:ディヴィット・ドーソン
出演:竹島由美子 ラファエル・クメス=マルケ

「クララの夢〜『くるみ割り人形』より」
改訂振付:左右木健一
出演:酒井はな 福原大介 関野乃花 他

チケット発売:6月30日(土)
ぴあ/ローソンチケット(Lコード:21647)/藤崎/三越仙台店
公演についての問合せ:左右木健一・くみバレエスクール
チケットについての問合せ:ウェルパフォーミングアーツ


左右木健一さんは,海外で踊ったあと新国が始まったときにソリストとして参加した方で,『白鳥の湖』のパ・ド・トロワや『シンデレラ』の道化などを踊っていましたが,なんとまーもったいないことに,指導&バレエスクール経営に専念するため,30歳くらいで引退しました。(左右木くみさんは奥さまだったと思います)

プロとしての経歴からいえば仙台の教室の中でたぶん一番上だし,男性だから(←関係ないか?)経営感覚に優れているのでしょうね,教室の立地は余裕のある家のお子さんが多そうな新興&高級住宅地だし,マスコミの使い方などもうまいし,教室を始めて10年なのに,たいへん隆盛のようです。
(地方新聞を読んでいて「コンクール入賞」とか「海外へ留学」なんて記事があると,必ずここの教室なのよね。よその教室でもそういう実績はあるみたいだけれど,それを売り込む商売っ気がないのであろう)


そうそう,もし遠方からいらっしゃる方があれば。
イズミティ21は仙台駅から地下鉄に乗り換えで泉中央駅まで15分強。地下鉄駅から会場までは徒歩5分という感じですので〜。
あ,その前に。仙台は,速い新幹線だと,東京駅から1時間40分くらいですよん。

  

  

posted by 槻本 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仙台バレエ公演情報

2007年06月25日

牧バレエ『眠れる森の美女』の感想を

載せました。こちらです。


あとは,チケット関係を少々。

東京バレエ団『ラ・シルフィード』得チケ
お安いペアシートに,さらに特典がついてくるそうです。こちらのページから,斎藤さんと吉岡さんの「独占コメント」が見られます。


キエフ・バレエ追加公演(くるみ割り人形)は先行販売が始まっているそうです。
ぴあプレリザーブ 〜6/29(金)9:00AM/イープラスプレオーダー 〜06/29(金)18:00


「ラプソディ・イン・ブルー」…指定ぴあ店舗(大阪)でお買い上げの方に抽選で<服部有吉サイン入りパンフレット>をプレゼント!だそうです。



  

  

posted by 槻本 at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 牧阿佐美バレヱ団

2007年06月21日

2007年ミラノ・スカラ座バレエ団日本公演プログラム

後日なにか調べるときに役立つかも? のメモ
(スカラ座における『ドンキ』上演史なんかは,役立ちそうにないですけどねえ)


上映演目:ヌレエフ版『ドン・キホーテ』

『ドン・キホーテ』ヌレエフ版の魅力

『ドン・キホーテ』セルバンテスの成功からヌレエフ版の誕生まで(プティパ版ほか上演史少々)

ルドルフ・ヌレエフ その生涯と出演作品

1980年〜2003年のミラノ・スカラ座における『ドン・キホーテ』上演記録

ダンサーの経歴・写真
タマラ・ロホ,上野水香,マルタ・ロマーニャ,ホセ・カレーニョ,レオニード・サラファーノフ,ミック・ゼーニ,ジルダ・ジェラーティ,アレッサンドロ・グリッロ

ミラノ・スカラ座バレエ団の歴史

スタッフの経歴・写真
芸術監督:フレデリック・オリヴィエリ
指揮:デヴィッド・ガーフォース


◇別の話◇
チケット関係ですが,この週末は,新国『椿姫』の会員電話予約開始くらいですね。23日(土)から。
なお,イープラスではまもなくプレオーダーも始まるようです。6/25(月)12:00〜07/01(日)18:00とのこと。ぴあのプレリザーブは有無を含めて不明ですが,ページはできておりました。
ぴあイープラス劇場


◇また別の話◇
私の家にはですねー,今日ようやっと光藍社のDMが到着しましたです。
都内並みに早く着くときもあれば,「どこをどう経由すればこんなに遅く届くのか?」と不可思議極まりない場合もある。

ようわからんけど,現時点においては,民間事業者によるメール便よりは郵便局のほうがきっちりお仕事しているような気がしますなー。

  

  

2007年06月19日

牧『眠り』で驚いたこと

その前にチケット関係。

東バ『真夏の夜の夢』ほか の先行
ぴあプレリザーブ 6/21(木) 6:00PM〜6/26(火) 9:00AM/イープラス 06/21(木)12:00〜06/24(日)18:00/楽天チケット 6月29日(金)10:00〜

ルグリの追加公演の先行
ぴあ 6/21(木) 6:00PM〜6/26(火) 9:00AM/イープラス 06/21(木)12:00〜06/24(日)18:00



本日のテーマ=驚いたことが3つありました。

日曜日の舞台で清瀧千晴さんの跳躍に驚いたことは,昨日ちょっと書きましたよね。

パ・ド・ドゥ全体としては,パートナーの竹下陽子さんが不調?(あるいは清瀧さんのサポートミスのせいで動揺してしまって,ヴァリアシオンでもミスが出た?)で,清瀧さん自身もヴァリアシオンの最後に手をついたりしたので,堂々とは誉めかねるのですが・・・でも,コンクールや発表会ではないので,減点法でいかなくてもいいよねえ。

体重がないみたいに軽やか〜な跳躍で,すばらしかったです〜。ほんとに小鳥ちゃんみたい。着地は柔らか〜で足音がしないし,高さもある。特にアントルシャ・シスの高さには目を見張りました。(小嶋さんより高いんだわ)
跳躍以外も,素直な感じで,気持ちのよい踊りでした。

彼の体型や現在の年齢が特に青い鳥にはまったということもあるでしょうが,今後の舞台も楽しみです〜。


驚いたことの2つ目
驚かないで納得すべきことかもしれませんが,今回は,志賀三佐枝さんが指導に入ったようで,プログラムのバレエミストレスのところに名前がありました。
(さらに言えば,森田さんが主演する日は志賀さんが客席にいるのが常なのに,今回は姿がありませんでした。舞台裏でお仕事だったのでしょうね)

オーロラを踊ったことのあるバレリーナが皆バレエ団を離れたから,今回だけ主役のコーチを頼まれたのか,それとも今後はずっとミストレスとして活動するのかはわかりませんが,後者だといいなー,と。

なにしろ,今回の舞台は,プロローグの妖精もオーロラの友人も森のニンフたちも,総じて「うううむ・・・」な出来栄えでして,男の子のほうはけっこうよくなってきているだけに,ちょっとがっかりしちゃったのです。
志賀さんのように音楽的に踊れて技術もあった方が指導してくれれば・・・と期待してしまいますよ。


3つ目の驚きは,菊地研さんの髪の色が,1日おいたら豹変した件。
参考:菊地さんは,プロローグは妖精のカバリエール,1幕は4人の王子,2幕は狩の貴族で連日出演。金曜・土曜は,青い鳥のパ・ド・ドゥを踊りました。

金曜日はですねー「このパツキンはいったいなんじゃ?(呆)」という感じの金髪(というより黄色い髪)だったのですわ。
おまけに,妖精のカバリエールのときに髪が額に落ちているんだもの,もー見苦しくて,「こいつ,なに考えてるんだ? 先生たちも何も言わんのか??」と怒ってしまいました。(いや,私はバジルにまで「結婚式では髪を固めよ」と要求する狭量な観客だからさー)

で,ホテルに帰ってから「この件もアンケートに書けばよかった」と思ったので,日曜日は張り切って? 会場に。
なのですが,なんとびっくり。ごく穏当な茶髪に変わっておりましたし,プロローグのヘアスタイルも「これくらいならオッケーだわね」に。

マールイのクリギンのように,日によって役が変わると髪の色も変わるダンサーは見たことがありますが,基本的に同じ役なのに,公演中に髪の色が変わるっつーのは珍しいですなー。(やっぱりダメ出しされたのだろーか?)

  

  

posted by 槻本 at 21:44 | Comment(2) | TrackBack(0) | 牧阿佐美バレヱ団

2007年06月18日

牧阿佐美バレヱ団『眠れる森の美女』青山季可/京當侑一籠

その前に,宣伝広告の類

ロパートキナ主演『白鳥の湖』DVDですが,Amazon.co.jpにもページができました。いつもどおり,予約で25%の割引です。
そして,楽天ブックスもいつもどおり26%の割引。こちらは6月28日が期限となっておりますので,早めの決断が必要ですねー。


もう一つ宣伝。
一番↓のバナーを新生銀行のものに変更しました。前にも紹介した気はしますが,毎月5回までは振込手数料が無料です。私は銀行振込を使うのはバレエのチケットを買うときくらいなのですが,とっても助かっております。


さて,本題なのですが,今回の牧『眠り』に関しての皆さんの最大の関心は,もしかして「アニハーノフ指揮による音楽はどうであったか?」かも? と思い至ったので,その辺についてのメモを最初に。

再々書いているように私は音楽に無頓着な観客で,踊りが始まると「あら,音を外したわ」以外は耳に入ってこないのが常なのですが,アニハーノフであるという認識はありましたので,時々思い出しました。

まず前奏曲ですが,迫力ありました〜。
ロシア的というのかアニハーノフ的というのかわからないですが,盛大に鳴らしておりましたよん。

なにしろ,昨日は途中で拍手が湧いちゃったくらいですから。
この作品の前奏曲って,前半がカラボスのテーマで後半がリラのテーマですよね。牧の上演では,カラボスのテーマが終わったところで幕が開いて内側の紗幕(お花の中にデッサン狂ってる? な天使が点在)を見せるのですが,音楽の力と幕が開いたという事実があいまってでしょうかね,いまだかつて経験したことのない『眠り』前奏曲中の拍手というのに遭遇しました。

ローズアダージオの最後も盛り上がっておりました。
私は前方席で見ていたせいか,正直言って大音量すぎると感じましたが(ありていに言えば「うるさいなー」と),次の瞬間「ああ,そうだった。アニハーノフ・・・」と納得しました。

ダンサーにとって踊りやすい演奏だったかどうかは,私にはわかりません。(これはいつも,ほんとにほんっとにわかんないのよ。皆さん,いったいどうやって判別しているんですか?)
でも,青い鳥のパ・ド・ドゥの演奏はよかったかもしれない。今回,清瀧さんの跳躍の軽やかさに驚いたのですが(サラファーノフ的軽やかさであった),そう見えたのには,音楽の力もあったのかもしれません。金曜日の菊地さんも,いつもより跳躍が軽い感じがしたし。

なお,指揮者が替わったからといってオケの実力が上がるわけではないですよね。いつものとおり,あちこちで音は外れておりました。


で,上演の話。

昨日のオーロラは青山季可さん。
初役の緊張でしょうね,かなり硬くなっていたようです。特に1幕は,ローズアダージオのバランスで「手に汗握る」になってしまいましたし,ヴァリアシオンなども「もっと上手だと思うんだけどー?」な感じ。

2幕以降はそれに比べると安定していたと思いますが,全体に表情が硬く,自然な笑顔が見られたのは,グランパ・ド・ドゥのヴァリアシオンが終わった辺りから? 
少々残念なデビューだったと思います。

でも,最初はみんなそうですよねー。次回に期待いたしましょー。
・・・と書きたいところなのですが,正直言って私は,次に牧が『眠り』を上演するときにまた彼女のオーロラを見たい,とは思えません。

青山さんの個性からいって,オーロラは向いていないのではないかなー?
上手だと思うし,存在感のあるバレリーナだし,小柄だから「長身=リラ」という役回りでもないとは思うのですが,いかんせん「お姫様」らしい「キラキラ」や「おっとり」がないのですよねえ。
どっちかというと男前系バレリーナなのではないかと思います。たぶんキトリなどは似合うだろうと思うのですが,深窓のお姫様は・・・?

いや,初日にオーロラを踊った田中さんだって,個性から言えばオーロラではないですよ。
だからこそ,30代半ば? になってから,やっとオーロラ役が回ってきたのだと思います。もちろん「いつでも主役」の草刈さんの存在が,他の実力あるバレリーナの主演の機会を狭めてきた面はあるでしょうが,やはり,「姫よりは姐さん=リラ向き」だとは思います。
でも,彼女くらいになれば,キャリアと技術と表現力で,「田中祐子のオーロラ」を見せることができるのですよね。

青山さんはまだ若いから,そういうことはできない。
そういう段階では,もっと役の向き不向きを見極めてキャスティングしてあげたほうがいいのでは? バレエ団にとっても,ダンサーにとっても・・・と思ってしまいました。


フロリモンド王子は京當侑一籠さんでした。
うん,よかったと思いますよ。

公爵夫人との意味深なシーンの情趣不足などは気になりますが,正攻法の堂々たる王子ぶりでありました。
ダンスールノーブル体型で,リフトとサポートがしっかりしている。大柄だからか悠然たる雰囲気があって,それが「周りよりエライ人」に見えるし,ソロも悪くないです。跳躍はさほどでないけれど,回転はよいですね〜。コーダでのアラスゴンドの膝の伸び方♪(つま先も伸びるとなおよいが)

フィッシュダイブ3連発もダイナミックに。
えーと,オーロラが遠くに立ち過ぎるせいか今ひとつスムーズでない? という気もしたのですが,3回とも同じ距離で処理していましたから,主演2人にとってはベストな位置だったのかも?

というわけで,勤務評定(その1)は立派な合格点。
(その2)以降は後日に〜。

  

  

posted by 槻本 at 23:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 牧阿佐美バレヱ団

2007年06月16日

シンフォニック・バレエ「ラプソディ・イン・ブルー」

主な出演者:
ラスタ・トーマス,辻本とも彦(コンテンポラリー),服部有吉,TAKAHIRO(パントマイム),大貫真幹,横関雄一郎
金聖響(指揮),松永貴志(ジャズ・ピアニスト),東京フィルハーモニー交響楽団

振付・演出:服部有吉


とーっても楽しかったですよん。

よい音楽のよい演奏と,多方面からの魅力的な出演者(ダンサー+指揮者+ピアニスト)と,それを上手に使える優秀な演出・振付家との幸福なコラボレーション。
見応えのある,上質のエンタティンメントでした。

東京公演は明日までですが,迷っている方にはお勧めします。
感動で涙するような舞台とは違いますが,楽しめると思いますよ〜。


今日も遅くなったので,これだけ。
明日は,もう1回牧の『眠り』を見ます。(今度は,小嶋先生のお弟子さんの勤務評定をする日なのだ)

  

  

posted by 槻本 at 23:50 | Comment(2) | TrackBack(0) | ハンブルク・バレエ

2007年06月15日

牧阿佐美バレヱ団『眠れる森の美女』 田中祐子/森田健太郎

見てきました。

田中さんはオーロラは初役だそうですが,「さすがですね〜」という感じ。
驚くようなバランス技を見せるわけではないし,「これぞオーロラ」的な華や甘さがあるわけでもないですが,踊りも演技も不足なく,腕も脚もきちんとコントロールされてきれいに動く。

(16歳には見えないが)おとなしやかな「姫」の1幕と,クールビューティーの幻影と,しっとりとした目覚めのパ・ド・ドゥと,プリマの貫禄の結婚式。
安心して見ていられる,よいオーロラ姫でした。


森田さんのフロリモンドは,「・・・・・・いいと思いますよ」という感じ。
ロメオのほうが1万倍くらい似合っていると思いますが,王子になっていないわけではない。ノーブルだし,マイムが板についているし,サポートもリフトも上手だし,主役にふさわしい存在感があるし。

私のツボには入りませんでしたが,それは第一にソロで「!」がないせい。第二は,スレンダーとは言いかねるから。そして,第三に,キメのポーズのときの顔の表情が好みでないせい(口を開けるのよね)・・・みたいです。


今日一番印象的だったのは,保坂アントン慶さんのカラボスです。
牧のカラボスは臙脂色のキラキラのドレスに身を包んで,腰を曲げたりしないで,女らしいメイクで登場する役なのですが,なんとまー,こんなに似合うとはっ。美しいとはっっ。
パープルのアイシャドウが実に映えて,妖艶で権高な美女でありました。

あとは,佐藤朱実さんのフロリン王女がよかったです〜。
肩から腕にかけての動きがすっきりと優美でしたし,愛らしさはいつもどおりだし。


今日はもう遅いので,あとは明日以降に〜。
明日は「ラプソディ・イン・ブルー」を見ようと思います。

  

  

posted by 槻本 at 23:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 牧阿佐美バレヱ団

2007年06月14日

ダンスマガジン07年7月号

の前に週末のチケット関係

明日はオーストラリア・バレエのエコノミー券発売日
イープラス(『白鳥の湖』『眠れる森の美女』

あさって(16・土)発売のチケット
ボリショイ&マリインスキー合同ガラ
ぴあイープラスジャパン・アーツ
ルグリ&仲間たち『白鳥の湖』
ぴあイープラスNBS

間もなくイープラスのプレオーダー 開始です。ぴあのプレリザーブがあるかどうかは不明です。
小林紀子バレエシアター『ジゼル/ソワレ・ミュージカル』
11/17(土)・18(日) ゆうぽうと
ゲスト: ロバート・テューズリー


さて,本題。今さらながらダンマガ7月号についてのメモ

B000QCQDQ2DANCE MAGAZINE (ダンスマガジン) 2007年 07月号 [雑誌]
新書館 2007-05-26

by G-Tools



◇表紙
レオニード・サラファーノフ『海賊』

感想:
こういうふうに,跳躍の空中写真が表紙になるのは珍しいですね。撮影は難しくないのだろうか?


◇速報
セミオノワ&フォーゲル『白鳥の湖』
ポリーナ・セミオノワ&フリーデマン・フォーゲルの対談

東京バレエ団『ドン・キホーテ』
上野水香&高岸直樹、小出領子&後藤晴雄

とじ込みポスター セミオノワ&フォーゲル『白鳥の湖』/上野水香『ドン・キホーテ』

感想:
セミオノワとフォーゲルの対談というのは,「NBSは今後この二人をペアにして売り出していくぞ」宣言みたいなものなんですかね?

上野さんが激賞されていて,首を捻りました。よかったとは思いますが,そんなにすばらしかったですか? 
まあ,客席の拍手やブラボーの量には今回たまげましたから(牧在籍時代はあそこまでではなかった),要するに,熊川さんが常に激賞されるのと同じステージに入った・・・のかもしれませんねー。


◇海外速報
パリ・オペラ座バレエ『シンデレラ』
エミリー・コゼットのインタビュー(新エトワール)

感想:
ルグリの写真が小さいの1枚だけなのは珍しいなー,と思いました。
コゼットのインタビューについては,うーむ・・・謙虚というのか真面目というのか正直というのか・・・エトワールに(というより,プリンシパルに)「基礎的なテクニックは確実になったと思うので」などと語られると困惑しますわ。


◇海外速報◇
ベルリン国立バレエはアシュトン『シルヴィア』を4月に初演

感想:
パリオペのノイマイヤー版もすてきですが,アシュトン版も見てみたいものです。というより,『シルヴィア』という全幕バレエ自体を見たことがないんですよねえ。
と考えているうちに思いついたのですが,このアシュトン版を新国で上演してもらってはどうだろうか? アムールの衣裳など見るとかなーりビミョーな気もするけれど,古典全幕は大体レパートリーに入ったから,次はこんなのもよいのでは?


◇速報◇
ローザス『デッシュ』
インタビュー:アンヌテレサ・ドゥ・ケースマイケル


◇特別企画◇
バレエDVDフェスタ
小林十市が語る「バリシニコフの魅力」
『ドン・キホーテ』DVD比較

感想:
↑に載せておいた2つの記事はよいと思いました。あとは,要するに宣伝ですもんね。


◇リハーサル取材◇
牧阿佐美バレヱ団『眠れる森の美女』

感想:王子は写っとらんな,とワンパターンな反応をしました。


◇公演直前情報
ミラノ・スカラ座バレエ『ドン・キホーテ』

インタビュー
マルタ・ロマーニャ&ミック・ゼーニ バレエの故郷イタリアで踊る
フレデリック・オリヴィエリ(芸術監督)


◇New File on Dancers◇
133 キミホ・ハルバート


◇ダンスマガジンインタビュー◇
ドミニク・カルフーニ
教師:リタ・タリア,レイモン・フランケッティ,イヴェット・ショヴィレ,カレルスカヤ
振付家:ベジャール,マクミラン,プティ

作品:『白鳥の湖』『イワン雷帝』『メタボール』『オペラ座の怪人』『嵐が丘』『ローザ』『コッペリア』『ノートルダム・ド・パリ』『カルメン』『アルルの女』『プルースト』

感想:
「踊りたかったバレエ,踊れなかったバレエが語るもの」というのは言い得て妙なタイトルでした。
カルフーニは,『マノン』や『椿姫』やヌレエフの『ロミジュリ』『バヤデール』『ライモンダ』などを踊りたかったでそうです。『椿姫』などはともかく,『ロミジュリ』や『マノン』はヌレエフから話があったそうですが,簡単に言えば,プティが邪魔をしたから実現しなかった,と。(ふむふむ)


◇Art Express◇
シュツットガルト・バレエ トリプル・ビル(ファン・マーネン『Corps』,クリスティアン・シュプック『スリーパーズ・チェンバー』,ダグラス・リー『ダミー・ラン』)
サシャ・ヴァルツ&ゲスツ『ディドとエネアス』


◇連載◇
バレリーナの肖像 最終回 オリガ・サファイア(鈴木晶)


◇WORLD TOPICS◇
ファルフ・ルジマートフがレニングラード国立バレエの芸術監督に
「ダーシー・バッセル フェアウエル」
マルシア・ハイデ70歳祝賀公演(ノイマイヤーのロレンツォ神父)



別の話(報告&お礼)
表紙のカウンターが71万を超えました。いつもどうも〜。

  

  

posted by 槻本 at 23:56 | Comment(2) | TrackBack(0) | ダンスマガジン

2007年06月13日

バレリーナへの道68号(コレーラのインタビューあり)

4893362216バレリーナへの道 (Vol.68)
文園社 2007-06

by G-Tools


アンヘル・コレーラのインタビューが載っておりますよん。(白黒4ページ)
バレエを始めたきっかけとか,学校時代のこととか,コンクールとか,英語習得法とか,自己管理法とか(煙草はもちろんお酒も飲まないそうです),今度設立するバレエ団&バレエ学校のことを語っております。

バレエ団は「スペイン国立バレエ」という名前で,来年9月5日『ラ・バヤデール』で旗揚げする予定だそうです。この夏にパートナーとして連れてくるレティシア・ジュリアーニは,プリンシパルとして入団予定とのこと。

写真:『マノン』の手紙を書いているシーン/ウエルチ振付『ウィ・ゴット・イット・グッド』/『海賊』グラン・パ・ド・ドゥのラストのポーズ(パートナーはシンシア・ハーヴェイと書いてあるが,間違いであろう。ヘレーラじゃないかな?)/『海賊』ヴァリアシオンより


その他の記事について
(まだ読んでいないので,文園社の目次から)

〈特集〉未来に飛翔するダンサー
鷹栖千香、江本拓、本島美和、武藤天華、中川賢、今井智也、森絵里、清瀧千晴

〈シリーズ〉バレエのしごと
バレエに関わるしごとにはどんなものがある?
第1回 プリンシパルダンサー
――越智久美子、下村由理恵、宮内真理子、逸見智彦、佐々木大、齊藤拓――

〈バレエコンクール結果報告〉
第64回全国舞踊コンクール/第7回 オールジャパンバレエユニオンコンクール/Osaka Prix 第8回クラシックバレエ・コンクール/第7回 まちだ全国バレエコンクール

〈海外バレエ事情〉
アンヘル・コレーラ インタビュー/パリ発! バレエスタジオ見学記/ローザンヌ国際バレエコンクール2007/intervie 工藤千枝さん(カリフォルニア・バレエ団)/フランスCaen便り

〈バレエ・スタジオ〉
石井清子バレエスタジオ/前田バレエ学苑/蔵本誠子バレエスクール/RCBAロシアクラシックバレエアカデミー/若松・津田自由ダンススタジオ

バレエ公演を観に行こう!F Bunkamura オーチャードホール

新連載 直前チェックのワン・ポイント レッスン 第一回 ピルエット「もう1回転回れる工夫」


そうそう,購入したのは,もちろん牧『ロミジュリ』の記事&写真を期待してのこと。
小嶋さんについては,2幕の広場で道化の踊りのラストと舞踏会の前の3人組の踊りの写真がありました。3人組のほうは白黒。
広場の写真は,脇で「片手を上げてポーズ」を見せているのですが,「王子入っちゃってる?」な感じ。腕からマンドリンまでのラインがまっすぐ〜♪ でした。


◇映像情報◇
ロパートキナ/コルスンツェフ主演,ゲルギエフ指揮のマリインスキー『白鳥の湖』は8月22日発売のようです。
HMVジャパンと楽天市場内ぐるぐる王国では既に予約を開始しておりました。
 

  

  

2007年06月12日

ヌレエフ版『ドン・キホーテ』についてのメモ(3幕)

ここまでの流れからいって,3幕1場は当然酒場のシーンでありました。
普通は主役2人の踊りで始まると思いますが,同じ音楽でエスパーダとキトリの友人2人も参加するパ・ド・サンクが踊られました。

エスパーダのソロはなかったような気がします。それどころか,メルセデスがいませんでした。
ジプシー女の踊りは2幕ですんでいるからないし,ギターの踊りもなかったし・・・少々自信はないのですが,たぶん,すぐにガマーシュほか御一行が到着したのでは?

狂言自殺シーン→結婚許可のあとは,バシルがロレンツォの頭にマントをかけて,2人は駆け去っていくという展開。ほかの演出でもありますが,「なんつー親不孝な」ですよねえ,これ。


続いて,怒ったガマーシュがキホーテに決闘を申し込み,およそ迫力に欠ける戦闘シーンを経て,優勢のキホーテがガマーシュの鬘をとると実はハゲであった・・・という脱力系のオチで1場は終わり,ふと気付くと,舞台にはファンダンゴの一行がおりました。(紗幕が上がったのかしらん?)

ヌレエフ版の話からそれますが,この日のファンダンゴの男性トップはアレッサンドロ・グリッソという方で,エスパーダと二役での登場でした。男手不足のバレエ団なのですねー。

と思っていたら,なんでもゼーニは,4日間5公演で,バジル1回,エスパーダ2回,ファンダンゴ2回を踊ったそうですね。
いくらなんでも働かせすぎ。ほかに人はいないんかい,と言いたいですが・・・要するに,いないのでしょうなー。


さて,ファンダンゴに続いてグラン・パ・ド・ドゥ。
もちろん「ヌレエフだなー」な改変が加えられていますが,流れとしては普通です。アダージオと男性ヴァリアシオンの間にヴァリアシオン(花売り娘)が一つありましたが,これもよくあるパターンですよね。

さて,踊り終えて,友人たちと(それともお父さんと?)わやわやしているところで,(たぶん)中央奥からしずしずと顔を隠した人が登場。近づいたキホーテの頭に一発喰らわせて(実は)ガマーシュが嬉しそうに逃げていきました。
あとは,総踊りでしめくくったわけですが,はてな? キホーテ主従はたぶん去っていったのだと思うのですが,見た覚えがないです。(うーむ。惜しい。今回はけっこうよく記憶してきたのになぁ)


こんな感じでした〜。

  

  

2007年06月10日

ヌレエフ版『ドン・キホーテ』についてのメモ(2幕まで)

前奏曲でのプロローグが長かったです。

騎士物語らしき書物を読むキホーテの眼前にドルシネア姫(の幻影)を登場させ,黒いマントの男たちが彼女を拉致する場面を見たキホーテが悪漢一味との戦いを夢想する・・・というシーンの追加は親切でわかりやすい変更だと思いました。

その前には酔っ払って使用人に運び入れられる? シーンや使用人たちが勝手に書物を燃やすシーン等があり,その後の,食べ物を盗んだサンチョが追われて逃げ込んで来たのを従者にして・・・という段取りはそのままなので,かなりの長さ。
(なにしろ,この場が終わったところで拍手がわいたくらいですから)

今回は,珍しいし,「そうだったか。こんな感じだったか」もあって楽しみましたが,何回も見せられたら「長すぎてつまらん」と言い出しそうだなぁ。
(そもそも,普通のプロローグも「つまらん」と思いながら見ているものですから)


1幕のキトリ登場+ソロ1曲に続いてバジル登場。ここに早速「ヌレエフだなー」な振付のソロが追加されておりました。
音楽は,酒場でのエスパーダのソロの曲(ですよね?)


ガマーシュ登場のいざこざの後主役2人は舞台から去り,町の人々の踊りになりました。(例の7組)
続いて,街の踊り子・闘牛士軍団・エスパーダの踊り。闘牛士が6人なのは淋しかったですが,これはヌレエフ版だからではなく,スカラ座の陣容の都合かもしれませんねー。

この後,町の男たちと闘牛牛の間でいざこざが起きる芝居があったのが珍しかったです。原因は,闘牛士が町娘に手を出したから?

続いて,キホーテ主従が登場しますが,えらく立派な馬(人動)に乗っていたので違和感がありました。
もっともこれも,ヌレエフ版だからではなく,スカラ座の美術がたまたまそうなのかも。

サンチョがからかわれる場面になる辺りで初めて気付いたのですが,舞台上の女性たちは町娘グループと街の踊り子グループに分かれているようでした。(闘牛士たちのステディに見えたので,とりあえず「街の踊り子」と分類しますが,もしかすると最初から舞台上にいたかも?)
踊り子グループはサンチョをからかうが,町娘たちは親切にしてくれて,それで気をよくしてお尻をさわったりしたので男たちが怒って・・・という話の流れだったようです。最後はトランポリンではなく胴上げ状態でした。


主役2人が戻ってきての踊りでも,「ヌレエフだなー」な男性ソロが追加されておりました。続けてキトリの友人とのパ・ド・トロワを踊るという構成で,踊る人は大変なのでは?
音楽は,『ドンキ』の中で聞いたことがあるような気はするのですが・・・えーと,もしかして,バリシニコフ版でバジルが酒場で踊るソロの曲? いや,エスパーダのほうかな?


2幕1場がジプシーの野営地でした。
冒頭は,(たしか)下手から恋人2人が登場して長いデュエットになります。リフト多用のデュエット→バジルのソロ→ユニゾン中心のデュエット・・・だったかな?
音楽は『バヤデルカ』1幕後半(逢引の場面以降,という感じ)が使われていました。

ジプシーたちとなにやら交渉ごとになって,キトリのイアリングで袋を購入,2人が上手に去ると,ロレンツォ・ガマーシュ・キホーテ主従が登場。彼らを観客に,ジプシーたちの踊り披露になりました。

最初は男性ソリストが男女群舞を引き連れての踊り。(この男性ソロがとてもよかったのよね)
続いて,女性2人の踊り・・・と思ったら,途中から髭で変装したバジルと顔をスカーフで隠したキトリも参加していました。(意味不明な演出であった)

子役による人形芝居では,髭のバジルが親方を務めておりました。
この人形小屋をキホーテがぶち壊す→風車突撃は普通どおりの流れでしたが,この後の夢の場面への転換(の前半)は,よい意味で「ヌレエフだなー」だったと思います。


サンチョが助けを呼びにいって,1人倒れている中で見た悪夢なのでしょう,わらわらと登場した黒マントの男たちと戦うというか,彼らに翻弄されるというか。中に,(肩車か何かでしょうかね?)身長3メートルくらいの親玉? がいたのは,「風車を巨人と思い込み・・・」という話を踏まえてでしょうか?

男たちが消え去り,よろよろと前方に出てきたところで舞台転換のために紗幕が下りて,幕前の場面になりました。

ここは,私には意味不明でありました。顔をベールで隠したキトリが黒子にリフトされて登場。左右に移動しながら踊った(というか,空中でポーズを見せた)後にしばし退場。今度はベールを外して手に持って現れ,キホーテの首にスカーフをかけてくれたところで紗幕が上がって2場となりました。
もしかすると,単に,キトリ役の着替えの時間稼ぎのため,ほかのダンサーがドルシネアとしてベールをかぶって登場していたのでしょうかね?(ロマーニャだったのか,違うダンサーだったのか,全然覚えていない)


夢の場面で特徴的だったのは,キューピッドがチュチュ姿だったことくらいで,あとは普通だったような。そういえばキューピッドは,最初は矢筒を背負っておりました。
そうそう,キホーテが舞台上をうろうろする系の演出でした。

以上で2幕は終わり。
こういう構成は珍しいのでは?


【自分のための記録】
→の一番↓にアクセスカウンターがついているのですが,昨日は1034で,(たぶん)過去最高でした。

  

  

2007年06月09日

スカラ座バレエ『ドン・キホーテ』ロマーニャ/ゼーニ

見てきました。
そうですねー,あまり誉める気はしないのですが,ある程度予想していましたし,今回の目的は「ヌレエフ版ってどういうのか忘れちゃったから見とこう」だったので,特に不満ではないです。
   
   

まだ公演中なのに悪口が多いので,それでも読みたい方だけこちらに〜。

  

  

2007年06月08日

そういえば,牧の会報が

しばらく前に来ておりました。
『眠れる森の美女』のソリストクラスのキャストやリハーサル写真などが載っているのですが,王子が写っていないので,話題にする気が起きなかったのですわ。

おそらく,新国『コッペリア』のリハに参加していて留守だった日なのでしょう。(まったくもー,せっかく準備したんだから本番も踊ってほしいもんですよ。ぶつぶつ)

なのですが,さっき改めて眺めていたら,橘秋子賞の表彰式でちょっとブレて写っているスーツ姿の人がいて,あれ? もしかして?? うーむ,どうだろう???


あらま,すみません。圧倒的多数の皆さんにはどうでもいい話でございますよね。

そうそう,一応書いときます。
最初から期待はしていなかったし,会報を見た時点で諦めていたのですが,「なんと! このような役で?」的な不覚があると困るので,念のためバレエ団に問い合わせしてみましたが,『眠り』での出演はないとのことでしたので。


(今日は↓にあと2本記事があります)

  

  

posted by 槻本 at 23:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小嶋直也
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