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2009年12月29日

ゆうきみほバレエ第2回発表会

21年12月27日(日)
八千代市民会館大ホール

妄想を排除しての『フィアンセ』の話から。

全幕『白鳥』での小嶋さんのジークフリートは,花嫁候補に無関心で,愛想を全く見せない人なのです。でも一昨日は,当然ながら愛想良く,王子として過剰にならない程度の笑顔で楽しげに振る舞っておりました。

最初のうちは上手に立って遠くから見ていて,段々と近づいていって,囲まれたり,一人ずつ手をとったり,挨拶したりするわけですが・・・ふふふ,単にいっしょに踊るのではなく,興味深げに品定め(じゃないな。花嫁選びだ)をしているように見えました。
客観的に分析すれば,視線の使い方が上手いのだろうと思います。

衣裳は,たぶん自前なんじゃないかな? 法村友井で踊ったときと同じように見えましたが・・・こんなに胸のところ開いてましたかね?
鎖骨が見えるのが妙に色っぽくて,なんだかどきどきしてしまいましたよ。
(『海賊』みたいに何も着ていないのより,こういう衣裳のほうが妄想を招きやすいらしい)


さて,発表会全体の話ですが・・・
ほかのゲストは,シャンブルウェスト(?)の正木亮羽さんと,牧の京當侑一籠さん・上原大也さん。

正木さんを見るのはとっても久しぶりだったのですが,軽い眩暈を覚えました。踊りはともかく容姿にはあんなに恵まれていた方だったのに,容色が衰えたというかおじさん化したというか。(『くるみ』パ・ド・ドゥ・『パリの炎』パ・ド・ドゥ)

京當さんは,黒鳥パ・ド・ドゥと『ドンキ』パ・ド・ドゥでしたが,前よりすっきりほっそりとして見えましたし,お顔の表情も出てきた感じ。
上原さんは青い鳥パ・ド・ドゥ。軽やかな脚さばきの清純派。やっぱり好きだわ。かわゆいわ〜。


全体に,ヴァリアシオンや少人数での踊りが多かったのですが,『海賊』パ・ド・ドゥの前に『マスカレード』というしっかり踊れるジュニア10人出演の作品があり,たいへん見応えがありました。

音楽は,浅田真央さんの力で日本中に定着してしまった感のある「仮面舞踏会」。
衣裳としての仮面はなく,要所要所で,掌を顔の前にかざすことによりそれが表現されておりました。

フォーメーションが多彩に変化し,その中に生徒さんそれぞれの得意技を盛り込み,全体として音楽の雰囲気をすてきに表現できている作品で,長すぎず短すぎず。
最近は発表会を結構たくさん見ているわけですが,中でこの『マスカレード』は,オリジナルな踊りとしては出色のでき。ゆうきみほさんご本人の振付なのでしょうか・・・?


で,最後が『海賊』パ・ド・ドゥなのですが,あまりよろしくなかったです。

リフトが全般に「ううむ?」でして・・・いや,難しそうなのフルコースだったし,パートナーの経験不足とかもあったのかもしれませんが,前者は「わざわざ難しいことをするなら決めなければ意味ないよねえ」ですし,後者については「だからあなたが呼ばれたんでしょ?」ですし・・・うう,不完全燃焼・・・。
ヴァリアシオンでも「あれ?」がありましたし,要するに不調だったのかしらん?

その分を見せ方で補ったということでしょうかね,かなーり派手めに立ち回っておりました。ヴァリアシオンの最後なんて,両手ごと後方に仰け反っておりましたもん。

跳躍も,美しさより高さ勝負。(いや,もちろんきれいですけど)
特にコーダで下手奥から舞台に跳び込んできてのグラン・テカール2連発の高さと浮遊感♪ 客席のあちこちから「悲鳴か歓声か」な小さな声が上がるのがわかりました。


メドーラは,牧の若手コールドの宮原由后さん。
「名前は見たことがあるが。個体認識とはほど遠い」方だったのですが,愛らしく,品の良いバレリーナさんでした。

衣裳はチュチュではなく,胸の下で切り替えるタイプ。薄いクリーム色で上品ですが,ちょっと控え目すぎるかなぁ? という感じも。
でも,金茶のハーレムパンツの小嶋さんのほうも,装飾の類は少なかっので,バランスはよかったと思います。

雰囲気的には,「世間知らずのお姫様と海賊の首領」でしょうかね?
ただし,ちらとも笑わず,熱くも甘くもないこの海賊は,姫に恋しているわけではなく,崇めているわけでもなく・・・誘拐して身代金を要求しそうな気が。
いや,奴隷市場に売っぱらうほど悪辣ではないでしょうが,身代金が届くまでの間にモノにするくらいはやりかねんなぁ。
(・・・なんだって今回は,この種の妄想になってしまうのだろう?)


『海賊』のあとにフィナーレというのがありまして,趣味の大人の方やお子さんたちはレベランスをして並ぶだけなのですが,『マスカレード』登場の生徒さんたちは自分の踊ったヴァリアシオンから見せ場をちょっと披露しました。パ・ド・ドゥを踊った方は当然パートナーと登場。最後に宮原さんと小嶋さんもちょっとリフトを見せて,大きな花籠が運び込まれ,スタッフ? や助手の先生? が左右から登場。最後は,迎えにいった正木さんと京當さんにリフトされてゆうきさんが登場。

まとまりがあって,雰囲気のよい幕切れでしたし,小さなお子さんも最後に再登場しますので,お友達はともかく父兄祖父母の途中退場率が低いのも結構なことでした。

なお,全般にマナーがよい客席でありました。私語が少ないのは,子どもが10人〜20人まとめて出てくるような演目がなかったから「何番目」の類の伝言が不要だったからかもしれませんが,幕の途中での出入りも少なかったです。


というわけで,肝心の『海賊』が絶賛しかねるものだったのは残念ですが,そこはかとなく好色そうなジークフリート王子という珍しいものが見られましたので,お値打ちな発表会でしたわ〜。

  

  

posted by 槻本 at 17:23 | Comment(1) | TrackBack(0) | 小嶋直也

2009年12月27日

今日の発表会

最後に登場して,教室出身で牧のコール・ドのバレリーナさんと『海賊』パ・ド・ドゥを踊るのが,小嶋さんの本日のお仕事の中心だったのですが・・・最初のほうで「フィアンセ」という踊りにも登場しました。

要するに『白鳥』の花嫁候補の踊りの王子役。
立って歩いてマイムして,6人の姫君たちに平等にほんのちょっとずつ相手をするだけなのですが、これがもう・・・。

(王妃がいないから)自ら舞台中央に進み出て,花嫁候補達にマイムで踊るように促して(命じて?),舞台前面を通って上手へと下がるのですが,大回りしながら客席に視線を流した表情がおっそろしく艶っぽくて・・・目を疑いました。

・・・これを見られただけで,今日の交通費分の価値はあったな。

彼に関してはこの方面への期待値が低いので,その反動もあったのかもしれませんが・・・でも,びっくりしたなー。
いつの間に,こんなに,黒い色気のあるダンサーになってたんだろ?

なんというか・・・「放埓」とか「虚無」なんていう形容詞を使いたい感じ。



間も無く王になる身だ。それを知った女たちが次々と目の前に現れる。ひと夜の伽を命じれば応ずる女はいくらでもいる。
隣国の,あるいは遠国の王女たちを同じように扱うわけにはいかないが・・・だが,どう違うというのだ?
目の前で妍を競う姫君たちと,媚を売ってくる女たちと・・・どう違うというのか?



あははは,何を書いてるんだか・・・我ながら呆れかえるばかりですが,今日の小嶋さんの舞台には,それくらい妄想させる力があったわけです。

唐突ですが,時間切れ。(明日は仕事だ)
続きは(可能であれば)明日以降に〜。←書きました。こちらです。

  

  

posted by 槻本 at 23:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小嶋直也

2009年12月25日

「クリスマス気分」という日本語が

あるかどうかは知りませんが,今日は「正月気分」に準じた感じ? いつもよりのんびりした雰囲気が職場に漂っておりました。

20代の独身の皆さんは昨夜の行動については何も語りませんが,30代〜40代のお父さんたちは嬉しそう・楽しそう。
プレゼントが届くかどうかの緊張で朝の5時に目覚めたお嬢ちゃんとか,「お願いしたものが届くなんて,手紙をちゃんと読んでくれたんだね」と感謝の祈り? を捧げる坊やとか,「・・・サンタなんていないんだよね?」と腰が退けた感じで質問する小学生とか・・・。

いいですねー,サンタさんの話って。
ちょっと泣けてくるくらいいなー。


全日本フィギュア,始まりましたね。
高橋選手が高得点の1位発進。

さっきTVで見たのですが,やっぱり好きだわぁ,彼。
代表は3人だから,よほどのことがない限りオリンピック代表には実績で選ばれるとは思うけれど,できれば優勝してほしいです〜。

  

  

posted by 槻本 at 23:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑談

2009年12月24日

キエフ・バレエ仙台公演『くるみ割り人形』

イブに『くるみ』なんて久しぶり〜♪ でいそいそ見にいったのですが,うーむ,期待ほどではなかったです。

主演は,ナタリヤ・マツァーク/デニス・ニェダク

ロシア系『くるみ』の常道で,子どものマーシャ〜雪の場面〜グラン・パ・ド・ドゥを1人のバレリーナが通す演出でしたが,マツァークはプロポーション抜群の長身の上にエキゾチックで大人っぽいお顔立ち。さらに言えば,男前な雰囲気でして・・・これでマーシャはキツイわ。

ニェダクはよかったです。
お顔立ちが若干恐くて輪郭も長いのが難ですが,ダンサーは顔よりプロポーションが大切ですからね〜。肩幅が広く脚は細い逆三角形で,くるみ割り人形が着ていた軍服のままの,赤い上半身と白いタイツがよく似合っておりました。


前奏曲の「演奏のテンポが早い?」から始まって,1幕1場のパーティーはさくさくと話が進み(壊れたくるみ割り人形が修理に至らないまま寝かしつけられたのには驚いた。初めてだな,こういうのは),ネズミたちがドロッセルマイヤーの魔法で登場。

マーシャに危害は加えないのですが(というより,マーシャはさっさ避難しておりまして・・・戦闘中は上手袖に消えておりました),ネズミたちもくるみ割り人形の配下たちも男性が踊っていたので,まずまずの迫力でした。

中で一番頼りなく見えるのは,登場シーンからずっと女性ダンサーが通していたくるみ割り人形。ネズ王にあわや・・・でいきなり上手から出てきたマーシャのスリッパ投げへ。
ネズミたちは去り,舞台上に倒れ伏していたのは,くるみ割り人形と同じ衣裳の王子さま。(ここで男性プリンシパルに入れ替わる)

で,雪の場面。24人の雪の精たちの踊りに,時おりマーシャと王子も加わって。
・・・ここで私の思ったこと:このシーンをワイノーネン版で,新国のあの衣裳で,小嶋さんが踊るのをもう一度見ることができるなら,どんなに幸せなことだろうか・・・。
(自分でもいい加減呆れるけれど,脈絡もなく出てくるんですよねえ,この種の過剰な反応は)

何年も経つうちに傷は浅くなり,やり過ごすことを習得したので,休憩後は平常心。
2幕の冒頭。ネズミご一行さまが再登場。どういうわけかカヴァリエも居並ぶ中で再度王子と対決。王子はくるみ割り人形と違って,正真正銘の男性ですからねー,見事な勝利で大団円へ。

ディベルティスマン5曲。すべてパ・ド・ドゥで,女性はポアント。続いてギゴーニュおばさんの曲で5組がかわいらしく踊るがちと退屈。
ロシアの男性パートを踊ったルスラン・ベンツィアノフが大受け。(いまどきの男性ダンサーにはあり得ないプロポーション。排斥されずプロになれておめでとう♪ 『白鳥』道化なんか見たいかも〜)

花のワルツはコールド12組+ソリストっぽい4組。
全員白いカツラ。男性は白の上下に胸の辺りにパステルカラーがひらひらと。女性はスゴイよ。紫とか青とか水色とかビンクとかのくっきりした色遣い。
これのどこが「花のワルツ」?

グラン・パ・ド・ドゥのアダージオはひたすら大きなリフトが続き,ニェダクくん大奮闘。(コ−ルド12組が舞台上に残っているんだから,カヴァリエがリフトを手伝うべきではなかろうか?)
男性ヴァリはよく見る正統派の一種だが,女性ヴァリは難しそう。コーダの女性パートも難しそう。回転系が多いし,シングル・ダブル交互のグラン・フェッテも。

ラストの総踊り。花のワルツ〜ディベルティスマンが順番に。
そして,王子はマーシャを高々とリフトし,暗転。
シュタールバウム家の居間。クリスマスツリーの麓にはくるみ割り人形。(小さな,ほんとの人形)
マーシャが現れて人形を抱きしめ,幸福そうな満面の笑み。(すてきな夢を見せてくれてありがとう・・・ですかね?)


というわけで,「期待ほどでは」とは言いつつも,それなりに楽しみました。
まあ,悪くないクリスマス・イヴだったんじゃない?

(ほんとーのほんとーに見たい王子さまには,たぶん3日後に会える。世界一美しい人には,たぶん半月後に会える。全き幸福ではないにせよ,水準のはるかに上をいく幸福な日々ですよね,これって。たぶん) 

  

  

posted by 槻本 at 23:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | キエフ・バレエ

2009年12月23日

王子ご出演情報

今月27日(日)に関東圏での発表会に出演予定だそうです。
詳しくは,松田敏子さんのブログをご覧くださいね〜。

  

  

posted by 槻本 at 19:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小嶋直也

2009年12月08日

牧『くるみ』のチケットをお譲りします。

↓ お申し出があったので消しました。

↓値下げしました。半額ですよん。

定価1万円のチケットを,送料込み7,500円5,000円でいかがでしょうか?

牧阿佐美バレヱ団『くるみ割り人形』
ゆうぽうとホール

12月12日(土)13:15開場 14:00開演
予定出演者:田中祐子,吉岡まな美,菊地研
S席1階9列30番台(センターブロック) 1枚


↑お申し出があったので消しました。

12月12日(土)17:45開場 18:30開演
予定出演者:坂本春香,日高有梨,清滝千晴
S席1階9列30番台(センターブロック) 1枚

公演が迫っておりますので,最初のメールで送付先住所・お名前・電話番号をお知らせください。

送付方法はお任せください。その時点で,なるべく早く到着すると思われる方法でお送りします。
(送料はこちらが負担します)

お支払いは,チケットが到着した後にお願いします。万が一,公演前に届かなかった場合は,お支払いは不要です。
(振り込み手数料はご負担願います)

先着順でお譲りします。(おけぴ等にも出品しております)
メールはこちらになりますので,よろしく〜。
tsukimoto@personal.email.ne.jp


金曜日のマリインスキー・ガラを断念したことに伴い,土曜日のチケットを手放すことにしました。
マチネはともかく,ソワレの清瀧さんの主役デビューはとっても見たかったのですが・・・ま,しかたないよね。

小嶋さんが出演する日曜のチケットを手放す勇気は持てないので,もうしばらく悪あがきしてみますが,客観的状勢としては,たぶん,見にいけないだろうと思います。(とほほ)

あら,余計な話だわ。
土曜のマチソワ,ご希望の方があれば,よろしく〜。

  

  

posted by 槻本 at 22:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 牧阿佐美バレヱ団

2009年12月02日

王子ご出演情報(ドロッセルマイヤー)

11日〜13日にある牧『くるみ割り人形』ですが,詳細キャストが発表されました。
で,小嶋直也さんの出演は,13日のドロッセルマイヤーのみのようです。

詳しくはこちら

主役のキャストがイマイチ盛り上がれないのですが,ま,気が散らなくていいと考えることにしましょ。

  

  

posted by 槻本 at 20:31 | Comment(1) | TrackBack(0) | 小嶋直也
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