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2014年07月09日

東日本大震災復興祈念チャリティ・バレエ 第2回グラン・ガラ・コンサート 私たちはひとつ!!

東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)での公演
地元なので,見にいきました。(4月から仙台に戻ったので)

エフセエワが直前降板したことによる演目変更
エフセエワ/コルプの黒鳥パ・ド・ドゥの替わりに,コルプ『ビギニング』とザイツェフ『ル・ブルジョワ』が上演されました。
エフセエワ/マック『ディアナとアクティオン』はマック+全員出演ということで,男性ヴァリ+全員が少しずつ踊るコーダという形での上演となりました。
ザイツェフが3演目出演になった都合上,上演順も変更あり。

田北さんの踊りを初めて見たのですが,腕の長さと軽やかさにびっくり。(・o・) すてきでした。
あと,キエフのソリストだというニキータ・スコルコフがとてもよかったです。

仙台でS席9,000円の公演を行って,うち1,000円が復興支援寄附になるという枠組には,イマイチよくわからないところがあるのですが,田北さんを始めとする皆さんの被災地を応援しようという気持ちがよく伝わってくる公演でした。
その気持ちにお礼を言いつつ,ウクライナでの争いが少しでも被害少なく解決するよう祈りたいと思います。

  

  

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2010年11月23日

ボリショイ&マリインスキー Bプロ 第1部

『フローラの目覚め』よりパ・ド・カトル
振付:プティパ/レガート/ブルラーカ
音楽:ドリゴ

エフゲーニヤ・オブラスツォーワ(ディアナ)
アリーナ・ソーモワ(オーロラ)
ナターリヤ・オーシポワ(ヘーベ)
スヴェトラーナ・ルンキナ(フローラ)

ブルラーカによる復元作品の一部だそうです。
名前だけ聞いていた古いバレエを見ることができて興味深く,楽しかったです。典雅で少々退屈な,「古き良きバレエ」という感じ。

舞台奥に3つの寝台。ベールをかけて眠る3人の女神。(ん? 3人?と不審に思っていたら)上手からオーロラが登場しまして,なるほどー,暁の女神ですもんね。
ソーモワの場を明るくするような華ある個性は,この役にぴったりですね〜。踊りも(初めて見る作品で「お手本」イメージがないせいかもしれないが)大人しやかできれい。

オーロラは,下手のディアナ,次に上手のヘーベを起こし,最後に中央のフローラが目覚めて,4人の踊りに。
フローラを中心に短い花綱も使われる踊りには,『海賊』の花園の場面や『眠り』のリラと妖精たちの踊りを想起させるものがありました。

ポーズに続いて,それぞれのソロ。
最初はディアナ。「弓を射る」ポーズがあり,小さな跳躍の多い振付。オブラスツォーワは,滑ってしまう「おおっと」はありましたが,軽やかでした。
次がオーロラ。ふむ,やはり悪くない。(つーのもなんだが・・・いつもと違って,「粗さ」がないと思いました)
そして,青春の女神ヘーベはオシーポワ。躍動的な振付が個性に合って,見事な踊り。ただし,「脚をぶん回す」は止めたほうが。
最後がフローラ。ルンキナはプリマの落着きを見せてしっとりと。彼女の「自己顕示欲が薄そう」な風情は,この復元作品の「失われた19世紀の香り」に説得力を与えておりました。

最後は,再び4人の踊り。盛り上がる中,フローラがグラン・フェッテを行うなど,グラン・パ・ド・ドゥのコーダと共通するテイストを感じました。


『ライモンダ』よりパ・ド・ドゥ
振付:プティパ/グリゴローヴィチ   音楽:グラズノーフ
アンナ・ニクーリナ/ミハイル・ロブーヒン

Aプロの2人とは違う内容での上演。
最初は,グラン・パのアダージオでしたし,女性ヴァリエーションは,1幕? 2幕? 広間で友人たちに囲まれて踊る場面だったような気がしますが・・・うーむ,自信がない。
いずれにせよ,軽やかで愛らしいソロで,なるほどー。「深窓のお姫様」なニクーリナの淑やかで繊細な美質を発揮できる,良い選択だなーと納得しました。

ロブーヒンについては,えーと,マント姿が全然似合っていなくてびっくりしました。こんなに,上半身の使い方が無骨なダンサーでしたっけか?(謎)


『タンゴ』
振付:ミロシニチェンコ   音楽:ピアソラ
ヴィクトリア・テリョーシキナ/アレクサンドル・セルゲーエフ

振付:ミロシニチェンコ
テリョーシキナ/セルゲーエフ

ブラヴォ♪ すっげーかっこよかったー。

女性は,きわめて露出度の高い黒のドレス。(何しろ,スカートが布でなくフリンジなのだ)靴は,黒のハイヒール。男性は,黒いブラウスにズボン,チョッキが深い臙脂色。
2人とも衣裳がよく似合っておりまして,特にテリョーシキナの脚線美が見事。

挑みかかるように踊る女と,それを楽しみつつ受け流す男,という感じ。
フィギュア・スケートのアイスダンス風味のリフトを多用した超高速の振付で,一種のキワモノだと思いますが・・・キワモノとして実に秀逸でありましたし,踊るダンサーも見事でした。


『Fragments of a Biography』より
振付:V・ワシーリエフ   音楽:アルゼンチンの作曲家による
ガリーナ・ステパネンコ/アンドレイ・メルクーリエフ

かなーり退屈しました。長すぎるし,振付もイマイチ。同じアルゼンチンタンゴを使った直前の『タンゴ』に比べると「前世紀の遺物」感が。
それはそれで貴重なワシーリエフの遺産ではありましょうし,ダンサーがワシーリエフとマクシーモワであれば楽しめたのかもしれませんが・・・うーむ,どうかなぁ? やっぱ退屈したんじゃないかなぁ?

1曲目
帽子を持った男のソロ。メルクーリエフは,ロシア人にしては(?)洒脱な趣があってよかった。

2曲目
白いドレスの女が登場 フラメンコ? なノースリーブでたっぷりのスカート。両脇を摘んで登場するので,ますますフラメンコのような?
組んでの踊りではなく,「男が女を見詰める」風。
プログラムによると「すべるように女はトウで歩き」とのことだが,トウで立って片足ずつ足首を折って進む振付で,意図不明というか,効果的でないというか。ステパネンコに「ご苦労様」と申し上げたい気分でした。

3曲目
2人とも舞台上にいたと思うが,詳細の記憶なし。最後は,女が去り,男は帽子を袖に大きく投げて,舞台中央で後ろを向いてのポーズ。
(てっきり終わりだと思って拍手したら,あらら,さらに続きました)

4曲目
音楽にボーカルも入る中,大きなリフトもあるデュエット。盛り上がるべき箇所なのでしょうが,とにかく飽きていたので,つまんないなー,と。

メルクーリエフのエレガントな腕の動きに見惚れました。彼ってこんなにきれいなダンサーでしたっけか?(驚)


『ロミオとジュリエット』よりパ・ド・ドゥ
振付:ラヴロフスキー   音楽:プロコフィエフ
アリーナ・ソーモワ/ウラジーミル・シクリャローフ

いわゆるバルコニー・パ・ド・ドゥ。1幕最後の場面でした。
で,えーと・・・元気いっぱいというか,傍若無人というか,夜中にこんな大騒ぎしていたらキャピュレット家の皆さんが起き出してきそうというか,現代の眼には古くさく見えがちなラブロフスキー版にかくもイマドキの雰囲気を持ち込むとはスゴイというか,原作の2人の年齢設定にふさわしい子どもっぽい表現というか,・・・。
マリインスキーの先生たちは,これをよしとしているのだろうか???

  

  

posted by 槻本 at 23:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガラ公演など

2010年11月06日

ボリショイ&マリインスキー Aプロ 第3部

『黄昏のヴェニス』
振付:ヴィスクペンコ
ルンキナ/メルクーリエフ

黒い中幕の前,下手から登場した男が寂寞の情を踊る。上手でつと振り返ると,黒幕が上がり,背中が大きく開いた白いレースのドレスの女が立っている。上着を脱いだ男は女を見つめ,近づき,ともに踊るが,女は実在していないことに気づく。男が茫然として見つめる中,女は消えていく。
・・・という感じ。

現代風の『ジゼル』だなー,と思いました。
マクシーモワへの追悼作品だという予備知識が幸いしたということもあるかもしれませんし,音楽の力に寄りかかっている感はありましたが,しみじみできてプチ感動。
メルクーリエフの髪の長さには意表を突かれましたが,踊りはとってもよかったです。エレガント,かつ,雄弁。


『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』
ソーモワ/シクリャローフ

ソーモワの踊りは改善の方向にはあるのでしょうが,フェッテの形はやっぱり不思議。脚を伸ばす方向が横でなく斜め前になっているように見えるのですが,実際のところ,どうなんでしょ?
シクリャローフについては,組んで踊るときの精彩の無さとソロでの張り切り方の落差があまりに大きく,笑いたくなりました。(ごめん)


『スパルタクス』よりデュエット
ニクーリナ/ロブーヒン

定石どおり,フリーギアのモノローグ→スパルタクスとのデュエットという上演。
ニクーリナは,(少なくとも現時点では)ミスキャストだと思います。「小柄でほっそり」が災いして子どもっぽく見えてしまいましたし,情感も不足。
ロブーヒンのほうは,体型的には「おお,いかにもスパルタクス」なのですが,ヒロイックな感じがないのですよねえ。
体型差の効果で,派手なリフト技はスムーズ。でも,それなのに拍手が湧かなかったという事実が,2人の表現力不足を表していたと思います。


『シンデレラ』よりデュエット
振付:ラトマンスキー
オブラスツォーワ/セルゲーエフ

ラトマンスキー版は1回全幕で見ています。なのですが,残念ながら,この踊りの記憶はほとんどなく。衣裳や振付・マイムの感じからして,舞踏会でのデュエットのようでした。
オブラスツォーワはシンデレラ役にぴったりの可憐さ。(ラトマンスキー版のシンデレラはけっこう強かな人なので,全幕で似合うかどうかは不明ですが) 踊りは軽やかで音楽的。初恋のときめきと不安の間を行き来する感情表現もすてきでした。

セルゲーエフは,ジャパンアーツのコピーによると「マリインスキー・バレエ1のハンサム・ボーイ」ということでしたが,その点に関しては「JAROに連絡してもよいのでは?」と思いました。その代わり? プロポーションが非常によかったです。
王子にしては甘さが足りない気はしましたが,ラトマンスキー版だと丁度いいくらいなのかも。


『カルメン組曲』より
ステパネンコ/メルクーリエフ

何回見ても,ボリショイのホセの衣裳には呆れてしまいますよ。いったいぜんたい,どういう経緯でどういうセンスで,あの「天道虫ですか?」に決定したのでしょうかねえ。
特にメルクーリエフの場合,さほどプロポーションがいいわけではないので,ダサイとしか・・・とぶつくさ思ううちに,出会いのデュエットが終了。

あらら,ホセのソロも上演するのねえ,1人しか舞台上にいないから見るしかないけど,とにかくこの衣裳は・・・と気乗り薄で眺めていたのですが・・・なんということでしょー,段々と,あの衣裳のメルクーリエフがかっこよく見えてきました。

踊りの力は偉大ですね!!!

その後愛のヂュエットが踊られましたが,メルクーリエフは,4年前に世界バレフェスティバルで同じ作品を見たときに比べて,ずっと優れたダンサーになったのだなー,と思いました。
ステパネンコのほうは,その時と同じ印象。表現力が不足していて演技が表層的。感心できませんでした。


『ジュエルズ』より「ダイヤモンド」のパ・ド・ドゥ
ロパートキナ/コールプ

コールプってすばらしいダンサーですね!!!
自己完結型の孤高のバレリーナ,かのロパートキナからこんなふうに情感を引き出すなんて!!!

・・・とえらいこと感心していたのですが,以前コルスンツツェフと踊ったダイヤモンドを見た皆さんによると,その時の舞台もこんな感じだったとのこと。
あらま,,そうでしたか。しばらく全幕を見ないでいるうちに,ロパートキナも成長したのですねえ。(って,よく考えてみると,彼女の全幕見たのって,10年以上前ような気がする。なるほど,成長して当たり前だ)


『ドン・キホーテ』
オーシポワ/ワシーリエフ

オーシポワは,デザインは『ドンキ』風だけれど,黒と白でまとめたお洒落な衣裳。
ワシーリエフは黒基調の衣裳でしたが,白いブラウスの胸が,結婚式のバジルにしては開き過ぎのような。まあ,「精悍な男らしさ全開」路線のダンサーになったようだから,その個性を生かす衣裳という誉め方もできそうですが。

超絶技巧全開で,会場も大いに盛り上がり,たいへん楽しかったです。
オーシポワは,回りモノが超高速でありながら,乱れを見せないのがすばらしかったです。
ワシーリエフは,空中姿勢がえらいこと見苦しいのに,着地を「よろめく一歩手前」でまとめる身体能力が見事。


フィナーレは,前回のような「ちょっとずつ踊ってみせる」はなく,両バレエ団交互に,バレリーナの格下順に登場。
並んでいるのを眺めると,出演者は8組だけ。それでこれだけ楽しませてくれるとは♪ と改めて感心したことでした。

ああ,楽しかった〜♪

  

  

posted by 槻本 at 11:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガラ公演など

2010年10月24日

ボリショイ&マリインスキー Bプロ 

今日も楽しかったです〜。
「はあ?」とか「・・・」とか「これ,私は嫌い」もあるけれど,そういうことも含めて,ほんと,バレエ見るのって楽しいよね〜。
最近,東京まで遠征する気力がなかなか湧かなかったんだけど,やっぱり時間と体力と使うだけの価値あるわ,ほんと。


よかったもの

『フローラの目覚め』
ブルラーカ復元,ルンキナほか両バレエ団混成
珍しい作品が見られた。「古き良きバレエ」という感じ。

『タンゴ』
テリョーシキナ/セルゲーエフ
アイスダンスでタンゴを踊るときみたいな振付。イロモノとして秀逸。ダンサーも秀逸。

『ゼンツァーノの花祭り』パ・ド・ドゥ
オブラスツォーワ/サラファーノフ
キュートでチャーミングな2人。ブルノンヴィル・スタイルではないと思うが,とってもよかった。

ヤコブソン振付『パ・ド・ドゥ』
オーシポワ/ワシーリエフ
斬新な動きがたくさん。面白すぎる。クラシック・バレエなのにこんなに新しい語彙を発明するって,ヤコブソンってスゴイ。ほかの作品も見てみたい。
踊りこなしたダンサー2人も見事。

ニクーリナの踊り
パートナーのロブーヒンは私的には「・・・」だったが,彼女はよかった。

ルンキナ@プルースト
「囚われの女」とは違うような気もしたが,明らかに「異界の人」になっていた。

メルクリーエフのエレガントな上半身
作品がイマイチだったり,彼の個性にはまっていなかったり・・・だったが,優美であった。

『白鳥の湖』より黒鳥のパ・ド・ドゥ
テリョーシキナ/サラファーノフ
「これぞキーロフの黒鳥!」という感じ。見事。


期待外れだったもの

『パリの炎』パ・ド・ドゥ
オシーポワ/ワシーリエフ
超絶技巧は大好きだし,3年前のこのパ・ド・ドゥはとっても楽しかったから,今回も期待していたが・・・今回のワシーリエフの品下る表現は,さすがに受け入れ難い。

『ファニー・パ・ド・ドゥ』
抱腹絶倒の作品と聞いていたが,笑えないドタバタを見せられて唖然。
ロパートキナの無駄遣い。コールプはもっと無駄遣い。


不思議だったこと

プログラムによると,ヤコブソン振付『パ・ド・ドゥ』は,ロッシーニの音楽ということだったが,アシュトン版『ラ・フィーユ・マル・ガルテ』と同じ音楽。
『ラ・フィーユ』はエロール作曲+ランチベリー編曲というクレジットだと思うが,いったいどういうことなのだろう?

  

  

posted by 槻本 at 23:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガラ公演など

ボリショイ&マリインスキー Aプロ 第2部

『ナルシスへのレクイエム』
振付:スメカーロフ
シクリャローフ

ロシアの現代作品つーのはさー・・・と言いたくなる作品。
客席を背に姿見を見ている男。「ああ、なるほど。泉でなく鏡で自分の姿に魅入られるわけね」と思ったら、さらに、目測60センチ×40センチの鏡らしきものを両手で持ち踊るのであった。(熱演するダンサーには「御苦労さま」としか)
動きは完全にバレエ。衣装は背中に光る模様が一部入ったラフなスーツ。上着の下にシャツなし。


『ライモンダ』よりパ・ド・ドゥ
ステパネンコ/ヴォルチコフ

今回のステパネンコは、白に銀の装飾の衣装で登場。コーダでちと息切れ感がありましたが、熟練の芸。
ヴォルチコフは、マント姿がよく似合うわ〜。すてきだわ〜。
ではあるのですが、踊りはイマイチ。サポートは大変そうで、ソロは勇壮さ不足。いや、だからこそ王子様なのよね〜。騎士風情ではないのよね〜。『眠り』とか見てみたいな〜。


『別れ』
振付:スメカーロフ
オブラスツォーワ/セルゲーエフ

我儘な女に振り回される男。やっと理解し合えたと思った瞬間、女は男を突き飛ばして去る・・・みたいな感じ? やっぱこれも「ロシアの現代作品つーのはさー」に分類していいんじゃない?
オブラスツォーワの肉感的な個性(ひらたく言えば「ロシアのバレリーナにしてはちょっとぽっちゃり」)が大いに生きておりました。あと、女の椅子が180度回って男が現れるところがちょっと面白かったです。


『タリスマン』よりパ・ド・ドゥ
ニクーリナ/ロブーヒン

ニクーリナはたぶん『バヤデルカ』の影のソリストで見ていますが、強い印象はありませんでした。(オーシポワやネリー・コバビゼなんかはその時はっきり認識した)
小柄でほっそり。愛らしい美しさできれいな踊り。天上世界の住人ぽくはなかったですが、コケティッシュでよかったです。
「マリインスキーにしては野暮ったい踊り」だったロブーヒンは、ボリショイに移籍していっそう重い踊りに? 上半身がスパルタクス適応体形になったせいかしらん?


『タランテラ』
テリョーシキナ/サラファーノフ

ものすごく上手で見応えがありました。その一方で、ウェンディ・ウィーラン/堀内元でこのパ・ド・ドゥを知った眼には、「・・・違う」感も。
もっと愉快でくすくす笑っちゃう作品だと思っていたのですが、この2人だと「おお、見事」と感心して眺める感じになってしまって、面白くない。・・・流麗に踊れすぎるのが悪いのか? 

  

  

posted by 槻本 at 11:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガラ公演など

2010年10月23日

ボリショイ&マリインスキー Aプロ(第1部)

2時開演で、終演は6時近く。
「長過ぎ」という友人もいましたが、高額チケットも高くないくらい盛りだくさんで、楽しい公演でした。
バレエっていいよね〜。

とはいえ、文句も言うのも楽しみのうち。
簡単な(=乱暴な)感想行きまーす。

第1部

『パ・ド・カトル』
オブラスツォーワ/ニクーリナ/ステパネンコ/ロパートキナ

きれいでしたが、つまんなかったです。
「優雅な踊りとマイムの背後の女の戦い」というこの作品のテーマを理解していたのは、オブラスツォーワだけだったのでは? もっとも、ロパートキナとステパネンコがそれをやったら、怖くて楽しめないかもしれないが。
ロパートキナのポール・ド・ブラは極めて優雅。


『眠り』第3幕のパ・ド・ドゥ
ソーモワ/サラファーノフ

ソーモワの「上半身くねくね」は以前より改善。「勢いよく脚を上げる」も以前より改善。やはりオーロラには見えないとは思うが。
サラファーノフは、「トゥール・ザン・レールから5番で着地」が見事。


『海賊』よりパ・ド・ドゥ
オーシポワ/ワシーリエフ

ワシリーエフは上半身がだいぶバレエらしくなりましたね〜。容姿がバレエ的でないのが、夷族に見えるというメリットを発見。
オシポワの衣装は薄いグリーンのセパレート型。これじゃオダリスクだよ、メドーラじゃないでしょ。
超絶技巧を大いに楽しみました。


『愛の伝説』よりモノローグとアダージョ
テリョーシキナ/コールプ

ブラヴォー。全幕で見たい。
メフメヌ・バヌーはテリョーシキナによく合うな〜。夢の中で愛を成就させるときも、女王の威厳と孤独、悲哀が感じられるのがすばらしい。
コルプは、サポートしに出てきたみたいで、もったいですな。


『ジゼル』よりパ・ド・ドゥ
ルンキナ/ヴォルチコフ

これもブラヴォー。
ルンキナのジゼルはいいねえ。人間の心のままウイリーになってしまった、温もりと愛のあるジゼルでした。
たぶん初見のヴォルチコフ。甘さがあって、脚が長くて、お顔もハンサム。踊りは普通でしたが、歩くときも消耗している風を見せるなど演技派の様子。気に入りました。


さて、お腹がすいたので、晩御飯にいってきます。
続きは、早ければ明日の午前に。遅ければ・・・最近のペースからいくと、書かないで終るかもしれんよなぁ。

  

  

posted by 槻本 at 21:05 | Comment(2) | TrackBack(0) | ガラ公演など

2007年06月04日

チケット関係

まず,「そんなのとっくに知ってるよ」情報を2つ。(自分のスケジュール管理の都合上ココに書いておくと便利なので,「今さら」案件でも一応記録)

10月の東バ『真夏の夜の夢』の詳細

ルグリ・ガラの追加公演


もしかして東バのファンの方なら興味あるかも? 

「タラ・レバ スタイルdeluxe 7/14(土)〜7/18(水)」という公演に高橋竜太さんが出演するらしいです。ぴあはプレリザーブ中,イープラスは間もなくプレオーダー開始。
ぴあイープラス


そういえば,イープラスからルグリ関連『白鳥の湖』全幕のうち上野/ガニオの日の「シークレットプレオーダー受付決定!」というメールが来ました。
「シークレット」だそうなので具体的な情報は書きませんが,この日だけ特別な販促企画があるという事実はなにかの役に立つかもしれないのでお知らせしときます。


そして,正規の? 『白鳥の湖』全幕プロ先行予約情報
ぴあ 6/7(木) 6:00PM〜6/12(火) 9:00AM/イープラス 06/07(木)12:00〜06/10(日)18:00


もう一つ思い出しました。
イープラスには,服部有吉『ラプソディ・イン・ブルー』5組10名様を稽古場へご招待!! という企画もあるようです。
6/2(土)10:00〜6/6(水)18:00の間に,パソコンから東京公演のチケットをご購入いただいた方が対象だそうです。

私はどのみち関係ないけど,嬉しい企画とは思えないなぁ。
本当に熱心な方々は,発売当初からスタンバイしてチケット買ってるわけですよね? そういうお客様ではなく,今ごろになって「じゃ,行ってみようかな」な方々を優遇するというのは,なんだかねえ。
まあ,ぴあやイープラスを見ると,かなりチケットが残っているようだから,主催者もたいへんなのだろうとは思いますが,でもねえ。

  

  

posted by 槻本 at 23:16 | Comment(3) | TrackBack(0) | ガラ公演など

2006年06月08日

世界バレエフェスティバル・ガラ公演

皆さんとっくにご存知でしょうが,世界バレエフェスのガラの内容等が公表されたそうです。こちらね。

情報の共有化のために書いときます。

私はパリオペ『白鳥の湖』の会場でA・Bプロセット券を申し込みまして,代金を期日まで振り込んだ結果,ガラの抽選予約申込書が届きました。昨日届いたんだったかな?(おとといかも)
申込書に付されている番号は200番台です。
(「バレエの祭典」会員ではありませんです)


それにしても,チケットが高いっすね。
(さすがに少々悩む)

ハンブルクの2人が踊る『作品100 モーリスのために』というのは,やはりベジャールの80歳へのご祝儀作品なのでしょうかね?

あとは,ヴィシニョーワ/マラーホフ『ジュエルズ』より というのが,『ルビー』であるよう願います。

ヴィシニョーワの代表作なのはもちろんですし(私は,キーロフでのガラに行けそうにないから,見られればとても嬉しい),マラーホフがあれを踊るのも見たいな〜。
パが彼にあっているかについては多少疑問ですが,お茶目でユーモラスな作品だもん,似合うと思うよ〜♪

  

  

posted by 槻本 at 22:38 | Comment(3) | TrackBack(0) | ガラ公演など

2006年02月12日

イレールの診断書(バレエの美神)

今日は1日完全に家にいたのですが・・・オリンピックをあまり見られなくて残念でありました。
衛星放送はマンションの有線放送経由で見る仕組みなのですが,このところきれいに映らないのよ。バレエを衛星放送で放映するときに備えて業者さんを呼ばねばならんと思いつつも,特に切迫感がないので放っておいたのですが・・・こりゃマズイわね。

とはいえ,次の週末はできればマラーホフ版『眠り』を見にいきたいし,その後は仕事が忙しくなるし・・・いつになることやら。


さて,今頃になってなんですが,思い出したのでメモしときます。

「バレエの美神」の会場には,イレールからの詫び状(?)と診断書のコピーが掲示されてあって,皆さん携帯で写真をとっておりました。
私は普段は携帯電話を持ち歩かないので(←なんのための携帯だ?),記憶に頼って書きますが・・・

お手紙は,光藍社の新田社長あてで,「貴社のガラに参加できなくて申し訳ない。とりわけ,ロモリとともにプレルジョカージュの『ある関係』を日本の皆さんに披露するのを楽しみにしていただけに残念だ。日本で踊る機会を逃したことも残念だ。またの機会があるよう願っている」といったような内容。

診断書のほうは,「社会保険事務所に提出する公式書類」の写しだそうで・・・内容は「2月○日まで就業を禁ず。外出は可」とかなんとか書いてありました。

どうでもいい話ですが,社会保険事務所に提出するということは,イレールには社会保険から「休業補償手当」かなんかが支給されるのでしょうかね? パリオペ所属のダンサーにはそういう制度があるのかしらん? さすがは公務員,日本のダンサーとは違って手厚い,と感心すべきなのかもしれませんが・・・なんか,海外の企業からギャラを貰えなくなったからってフランスの労働保険から支払うというのも妙なような? それとも光藍社が補償してもらえるのだろうか? いや,まさか?

・・と,首を捻ってしまったのでした。

  

  

posted by 槻本 at 23:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガラ公演など

2006年02月07日

バレエの美神の感想 2/5(第2部・第3部)

Seesaaさん(このブログサービスを提供してくれている会社)が「サーバ増設に伴うメンテナンス作業を実施」するそうで,下記時間帯はこのブログも見られなくなるようです。「本作業は、最近のトラフィック増加によるサーバレスポンス低下を改善することを目的としております」そうなので,悪しからず〜。
【作業期間】2月8日(水) 午前02:00 - 11:00


さて,「バレエの美神」感想の続き

第2部
『忘れないで・・・』
音楽:Y.ティエルセン,A.アマー
振付:M=C.ピエトラガラ,J.ドゥルオ
舞台装置:M.ベロブラディク
衣裳:P.ムッル

マリ=クロード・ピエトラガラ,ジュリアン・ドゥルオ

「うん,こういうのってよくあるよねー」という感じのコンテンポラリー作品でした。
男(女)が踊りまくっている後ろで背を向けて立つ女(男)とか,無音状態と現代的音楽が交互に現れるとか,舞台が暗くて上演時間が長いとか,よくわからないけれどやっぱり男女の愛憎を表現しているのかなー?という感じとか(プログラムによると,子供のころからの思い出がテーマだそうですが),なんかどこかで見たような。

決して好きではないですが,こういうガラでもないと私はこういう作品は見ないから,たまに見る分には差し支えないです。
男性の膝を支点に1回転する動きとか,斜めになった白い戸板(?)の上でスローモーションで踊る女性とかは面白かったし。

ピエトラガラはやはり存在感がありましたが,以前ほど「カリスマ」は薄れていたかも。(よく言えば,女らしく見えた)
ドュルオは,マッチョ系の上半身がきれいで,上腕部の「画」という刺青もかっこよかったですが,姿勢が悪いように見えました。(大柄なせいか少々猫背?)


『幻想舞踏会』より
音楽:F.ショパン
振付:D.ブリャンツェフ
ナタリア・レドフスカヤ,ゲオルギー・スミレフスキー

えーと,これもテープ演奏だったんですかね?
きれいな音楽なのですが,『忘れないで・・・』の直後に聞くと弱々しく感じられ,最初のうちは乗れませんでした。(今回のガラの構成のマズさで一番損をしたのはこのペアだったと思うなー)

途中からは,レドフスカヤの軽やかさと大人〜な雰囲気,スミレフスキーの美しい脚(グレーのタイツできれいに見えるってスゴイと思う)を堪能しました。

以前見たときは,抽象バレエなのね,と思いましたが,けっこうドラマチックな作品なのですね〜。


『スパルタクス』よりアダージョ
音楽:A.ハチャトリアン
振付:Y.グリゴローヴィチ
タチアナ・チェルノブロフキナ/ドミトリー・ザバブーリン

スパルタクスが最後の(そして,敗北に終わる)戦いに向かう直前の愛の場面・・・じゃないかな,たぶん。

で,えーと,よくなかったと思います。
失礼な言い方をすれば,ザバブーリンはスパルタクスを踊る器ではない。
ヒロイックな感じがないし,肝心のリフトで「おおおおっ」と盛り上がらせてくれないのでは,上演する意味ないじゃん,という感じ。(いや,おっそろしく難しい技なのは知っています。でも,ガラでわざわざ踊るからには,ちゃんと見せてほしいです)

チェルノブロフキナも,役に合っていないような。(エギナのほうがお似合い?)
堂々たる美しさでしたが,フリーギアには「夫だけを頼りに生きる」みたいな嫋嫋たる情感が必要なのではないでしょーか?


第3部
『眠りの森の美女』よりローズ・アダージョ
音楽:P.チャイコフスキー
振付:M.プティパ  演出:N.ボヤルチコフ
オクサーナ・クチュルク

クチュルクは調子が悪かったのかな? それとも,ボルドーに行って指導者が変わったから踊り方が変わったのか?? なんか,脚の使い方が雑だったような。
前から「命名式に元気の精が2人来た」系オーロラだとは思っていたけれど・・・うーむ・・・?
久しぶりに見られて嬉しいわ〜,とは思えない踊りでした。いつもどおり美人でキュートだとは思ったし,プロムナードで余裕の表情なのはさすがだと思ったけれど。

4人の王子は,シヴァコフ,クリギンと,あとはモロゾフとヴェンシコフ・・・かなぁ?
これも国王夫妻やコール・ドに加え,立ち役の女官までいる本格上演。


『眠りの森の美女』よりグラン・パ・ド・ドゥ
音楽:P.チャイコフスキー
振付:M.プティパ
イリーナ・ペレン/アンドリアン・ファジェーエフ

ペレンは華やかで伸びやかな踊り。きれいでした。
終始歯を見せた笑顔なので,「少々違うのでは?」とは思いましたが,笑顔がないと文句を言い,笑顔になると文句を言い・・・というのではあんまりな鑑賞態度のような気が自分でもしましたし,このキラキラは実に得難い,とも思いました。

ファジェーエフは,白い衣裳がよくお似合い。お顔もプロポーションも美しく,踊りも柔らかくてたいへん上手でした。
デジレなんだから回りながら片手で見得を切るのはやめてほしいと思いましたが・・・ルジマトフ@デジレもやっていたかもしれないので,私には文句を言う資格はないかもしれん。
あと,跳躍系が少し物足りなかったですが・・・まあ,この点に関しては,小嶋さんか数年前のマラーホフが出てこなければ解決不能の問題なので,諦めるしかないですよね。

クラシック・バレエを見る,という意味では,この日一番の上演だったと思います。


『アヴェ・マイヤ』
音楽:J.S.バッハ,G.グノー
振付:M.ベジャール
マイヤ・プリセツカヤ

黒いパンツ系衣裳で,裏表が紅白になった扇を両手に持っての緩やかな踊り。脚の動きなんかは,日舞系というかお能系というか。(よくわからん)

女王プリセツカヤもついに枯淡の境地に入ったのだなー,と感じ入りました。
いや,数年前の『牧神の午後』のニンフなんかは,現役バリバリオーラが出ていたから,こういうふうに軽い感じで「ひと差し舞ってみました」を見せてもらうとは予想もしなかったのよ。
(でも,カーテンコールに応えて2回踊るところとか,引っ込む直前に扇をさっと差し上げてポーズを見せるところなんか,やっぱりまだまだ枯れていないかも〜。)

僭越ながらひとつ言わせていただけば,扇の扱いはより上達の余地あり,かも。
せっかく日本に来たついでに,日舞の専門家にちょっとアドバイスを貰えば,この方ならもっと優雅に見せてくれるんじゃないのかしらん?

是非これからもお元気で,より上達した扇さばきでまたこの作品を見せていただきたいものです。


『シルヴィア』より
音楽:L.ドリーブ
振付:J.ノイマイヤー
デルフィーヌ・ムッサン,ウィルフリード・ロモリ

女神ディアナと眠る美青年エンディミオンのデュエット。たしか1幕?

ジロ/マルティネスを映像で見たことがあるわけですが,キャストが変わると雰囲気が全然変わるなんだなー,と興味深く見ました。
なんか,「マディソン郡の橋」みたいな,中年男女の純愛不倫の物語(読んだことないけどー)の印象。で,ちゃんと(ちょっと本来の話とは違うかもしれないけれど)夢の中だけで結ばれる切ない恋に見えた。

産休明けのムッサンは,プロポーションが戻っていないのかな? 上下分かれた黒の衣裳が少々キツい感じでしたし,ロモリはもっと辛い。(素肌にサロペットですからねえ)
でも,「大人の男女」の話だと思えば,それはそれで悪くなかったです。

特に感激したわけではないですが,雰囲気があってまずまずでしたし,ノイマイヤー作品だと思うと有り難くも感じられて,私は楽しみました。


『ドン・キホーテ』よりグラン・パ・ド・ドゥ
音楽:L.ミンクス
振付:M.プティパ  演出:N.ボヤルチコフ
ファルフ・ルジマトフ,オクサーナ・シェスタコワ,レニングラード国立バレエ

時間切れでもあるし,これについては『バヤデルカ』の感想を書き終えたあとにしますね〜。

(というわけで,一応終わり)

  

  

posted by 槻本 at 23:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガラ公演など

2006年02月06日

「バレエの美神」の感想 2/5(第1部)

昨日NHKホールへ行く途中でチャコットに寄ったら,「マラーホフの贈り物」フェア開催中でした。
詳しくはこちらね。50名対象トークショー(+サイン会)もあるそうです。
(彼のファンの皆さんは既にご存知かもしれませんし,そう言われても,今さら買うものもないかもしれませんが,一応)

チャコットは久々に行ったのですが,試聴できるDVDも多いし,品揃えも充実しているし,よいですね〜。
アマゾンでは品切れのグラチョーワの『バヤデルカ』のビデオがあったので,買おうかと悩んでしまいましたよ。(DVDになるのを待とう,ということにしましたが)

小嶋さんの『白鳥の湖』のビデオもありましたわ。
これ,商品化されている彼の唯一の映像なのよ。うう,新国も,たくさん記録映像持っているんだから,発売してくれりゃいいのにぃ。


さて,バレエの美神の感想など。

第1部
『ドン・キホーテ』第2幕2場より「夢の場面」
音楽:L.ミンクス 
振付:M.プティパ 演出:N.ボヤルチコフ
ドルシネア姫:イリーナ・ペレン
森の女王:オクサーナ・シェスタコワ
レニングラード国立バレエ

セット付き,キューピット付き(シシコワ),コール・ド付き,おまけにキホーテ(A.マラーホフ・・・かなぁ?)まで登場する本格上演。
当然そうだろうと思っていたけれど,実際に目にすると,やっぱり盛り上がりました。
4人のドゥリアーダは,コシェレワ,コチュビラ,ヴィジェニナ,カミロワ。3人のドゥリアーダは,ミリツェワ,ロバノワ(たぶん),名前不知(たぶん,影の王国の先頭の方)

ペレンは,キトリを残したドルシネアと言えばいいのかな。額にくるりんとした髪一筋があって,華やかな笑顔で踊っていました。
シェスタコワは当たり役だけあって,「森の妖精」らしいたおやかさと「女王」らしい優美さを兼ね備えていて見事。
二人がいっしょに踊ると,シェスタコワのほうが断然「見せ方」がうまいな〜,という感じでした。


『ロミオとジュリエット』
音楽:S.プロコフィエフ
振付:X.ワシリーエフ
ナタリア・レドフスカヤ/ゲオルギー・スミレフスキー

うーむ・・・引き込まれませんでした。
やはり,テープの音がショボイのが悪かったのでしょうねえ。私は音楽に無頓着な観客ですが,さすがに少々キツかったみたい。

振付は,「ふーむ,ワシリーエフ版ってこういうのだったかしらね?」という感じ。(1回しか見たことがない) 特にいいとも思いませんが,悪くもなく。

レドフスカヤはしっとりと大人っぽいシュリエット。スミレフスキーは,やっぱり脚がきれいだよね〜。


『ダジラード』
音楽:M.ラヴェル(へー,そうだったんだ)
振付:A.リグライナー
草刈民代/ミハイル・シヴァコフ

この作品を見るのは2度目ですが,今回も「つまんない」と思いました。前回も草刈さんだったから(パートナーはガリムーリン)彼女の問題もあるのかもしれませんが,それ以前に,振付がよくないのだと思うなー。
「さあ,今日は,床の上でのストレッチを中心にお稽古してみましょう」という感じの振付でした。(これをオーチャドの前方席で見るのは,さぞ苦行だったであろう。NHKホールは段差があって助かった)

きわめて個人的な話をすれば,草刈さんを見た結果,少しだけ小嶋さんが思い浮かんだので,精神衛生上よろしくなかったです。(彼女と組んでいたわけではないから,心の準備をするのをつい忘れるのだ)

シヴァコフの上半身裸を見たのは初めてのような気がするので(あれ? もしかして『海賊』見てるのかなぁ? どうだろ?),それが一番の収穫だったような。
ん? そういえば,ガリムーリンは上半身はランニングみたいなのを着ていたような気も。どうだったかなー? ま,この際関係ないですね。


『オーニス』
音楽:M.パシェ
振付:J.ガルニエ)
ウィルフリード・ロモリ

昨日書いたとおり,気に入りました。

始まったときは,「ありゃ,また床に転がる系かいな」と思いましたが,それは最初と最後だけだったのもよかったです。
作品解説によると,「子供の頃の思い出を呼び起こそうとしたもの」だそうですから,夢の中で子供時代を追憶していたのかしらね? 私は,「農民が朝起きてから夜寝るまで」かな? それとも,「生まれてから死ぬまで」かな? なんて考えたんだけど・・・。


『レクイエム』
音楽:W.A.モーツァルト/C.ストーン
振付:笠井叡
ファルフ・ルジマトフ

えーと,今日の段階ではうまく書けそうにないので,あとにします。すみませんー。

(続く)

  

  

posted by 槻本 at 21:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガラ公演など

2006年02月05日

「バレエの美神」2/5

見てきました。

聞きしに勝る長時間公演。
3時開演で,終わったのは7時を5分くらい廻っていたんじゃないかな。NHKホールは駅まで遠いし,8時過ぎの新幹線に乗り遅れるんじゃないかと心配してしまった。

内容的には,そうですねー,いかにも光藍社主催公演らしく,演出・構成が「イマイチ」のガラでした。だから(つーのもなんだが),いつもどおり,ほのぼの〜。
ピエトラガラは今も意気軒昂なのだなーとか,プリセツカヤは見られただけで有り難いとか,マールイは今日もソリスト大量投入だなー(でも,今年はプハチョフ見ないでしまったのが残念だわ)とか,楽しかったですよん。


ルジマトフの『レクイエム』は,彼ならではの精神性が感じられる美しさで,よかったと思います。

やっぱり私はあんまり好きじゃないけど,彼が笠井叡という振付家を選んで(と出会って?)自分のために作ってもらって,また見せようと思ったのだから,たぶん,それは大切なことなのでしょう。

今の彼が踊りたいのだからそれでいい。
私がついていけるかどうかにちょっと不安はあるけれど・・・まあ,たぶん大丈夫でしょう。初めて見たときほど拒絶反応は出なかったしね。


あとは,ロモリが踊った『オーニス』がとーってもよかった。

アコーデオン演奏によるフランスの民謡に振り付けた作品で,振付がいいの。
音楽の素朴さを生かした振付で,でも,単調じゃない。派手でも見応えがあるんでもないんだけど・・・少しずつ違ういろんなステップが見られて,普通の「身振り」を生かした上半身の動きも面白くて,でも,全体として素朴というか庶民的というか・・・。

額に汗して働く農民の生活の哀感とか収穫の喜びとか,もっと一般的に,日々の人間の営みの中での楽しさとか悲しみとか小さな幸せとか困りごととか・・・そんなものが感じられました。

ダンサーもよかったのだと思います。
振付が完全に身体の中に入っていて,きちんと意味を咀嚼して,自分の味付けを施した上で踊っている,という感じがすごくした。
クラシックのパ・ド・ドゥみたいに毎日見たいとか毎月でも見たいとは全然思いませんが,彼が日本でまたこの作品を踊ってくれるなら,私は喜んでまた見ますわ〜。

ロモリがエトワールになったと聞いたときは(世間の皆さんと同様に)仰天したわけですが,今日の舞台を見てたら,それは非常に妥当なことだという気がしてきましたよ。

だいたいにしてですねー,イレールが降板した替わりに披露する演目がこの作品だという,その選択眼が立派だと思う。こういうのは,イレールやルグリじゃ踊れないもんねえ。頭いいよね〜。
・・・と,いたく感心したのでした。

ほかの話は,後日に〜。

  

  

posted by 槻本 at 23:55 | Comment(0) | TrackBack(1) | ガラ公演など

2006年01月25日

更新記録とか

リンクのページに,「小鳥のさえずり」さんを追加しました。

こちらのサイトは以前から拝見していて,リンクも張っているような気がしていたのですが・・・先日の「パソコンに寿命が来た」事態のあと,リンクページからお友達サイトを久々に訪問する中で気付きました。
あらま,リンクするの忘れてたわね〜。

というわけで,皆さんにもお勧めいたしますです。
ダンサーの好みは少々違うようですが,「誉めるときは誉めるが,貶すときは貶す。こっちはお金払ってるんだからさー。でも,バレエって面白いよね」路線がウチと似ているような気がします。(そんなこと言われたら,ひなどりさんは不本意かもしれないけどー)


話が全然変わりますが,チケットぴあがアフィリエイトを始めたので,こちらにも参加することにして,→にバナーを貼っておきました。(このサイト経由でチケットが売れると,0.7%の紹介料が入るそうです。今まで提携した中で一番薄利ですなー)
ついでに,マージンはないけどイープラスへのリンクも貼っておきました。楽天チケットもあるから,きわめて小規模ながらチケット購入ポータルサイト。よかったらご利用くださいね〜。

ファルフさんの公演が終わってヒマになったら,ヤフーのオークションとかNBSとか光藍社とか・・・へもリンクしようかと思います。
→が膨張する一方ですが,まとめとけば便利だもんねえ。(いや,自分が)

そういえば,楽天チケットからのお知らせによると,Kバレエ『ジゼル』は今日から優先販売,パリオペは明日(1/26)から優先販売だそうですよ。


また話は変わって,マラーホフの贈り物・出演者・演目変更など
私は行けそうにないので(行けるとしたら1週前の『眠り』かなぁ?)真剣には見ていないのですが,一応お知らせまで。

ボリショイ関係の交代は少々不可解ですね。
ルンキナは忙しくてアレクサンドロワなら空いている・・・というものなのでしょうかね?


最後にまたも別の話。
3月24日に,パリオペの新しいDVDが発売されるらしいです。『若者と死』・『カルメン』というプティ作品。

いずれ→で紹介しますが,とりあえずは,情報源のお友達サイトを2つご紹介しときましょー。(別窓で開きます)
http://jollyballet.blog41.fc2.com/blog-entry-375.html
http://eucharis.main.jp/

  

  

posted by 槻本 at 21:10 | Comment(2) | TrackBack(0) | ガラ公演など

2006年01月14日

バレエの美神・出演者変更(というか決定というか)

光藍社のサイトに載りました。こちらね。

ムッサン/パケット ダルソンヴァル版「シルヴィア」 → ムッサン/ロモリ ノイマイヤー版『シルヴィア』

『眠りの森の美女』ローズ・アダージオ 未定 → クチュルク

『ドン・キホーテ』パ・ド・ドゥ 未定/ルジマトフ → シェスタコワorクチュルク/ルジマトフ


パケットとロモリのどちらが見たいかについては特に意見はありませんが,どうせならイレールが踊ってくれたら嬉しいのにぃ,とはついつい思ってしまいますねえ。(ん? イレールって『シルヴァイア』はレパートリーにないのかな? そういえば,聞いたことないわね)

ところで,実はねー,私,ムッサン/パケットが踊る『シルヴィア』ってノイマイヤー版だと思い込んでいたのよ。
ムッサンはディアナが持ち役だそうだからエンディミオンとのデュエットかな? なんて思っていたから,もし今回の件がなければ,「幕が開いてびっくり」になっていたことでありましょう。あはは。


しっかし,パリオペの運営ってキーロフ並みにお粗末なのかしらん?
11月のルジマトフ・ガラのときも,バレエ団の都合で直前降板ってあったよね。本拠地の公演が大事なのはわかるけれど,2回も続くと,貸し出す側に問題あるんじゃ? という気がしてきます。

バレエ団の招聘元でもあるNBSには全面協力してよその呼び屋には失礼な態度をとる・・・という風に見えちゃう。世の中そういう事情で動くのはわかるけど,観客側からは決して愉快じゃないですよねえ。(まあ,私は光藍社びいきだから,そう「見えちゃう」のかもしれないけどさ)

あら,新国のピュジョル/ペッシュは大丈夫なのかしらん? プルミエやスジェと違ってエトワールは自分の契約が優先できるんだったらいいけど,なんか不安・・・と思うのは私だけでしょーか?
(いや,新国立の舞台で是非この二人の『ジゼル』を見たい,というわけではないが)

  

  

posted by 槻本 at 18:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガラ公演など

2005年09月07日

今さらですが

公演前日になってアレですが,万が一にも「そんなの知らなかった」という方がいらっしゃるとお気の毒なので。

スペイン情熱のバレエGALA
9/8(木)・9(金) いずれも19:30
東京国際フォーラム
S席:8000円,A席:7000円

http://www.tate.jp/gala.html

「愛・地球博スペインパビリオン」プロデュースということで,スペイン出身者やスペインで踊っているダンサーを集めたガラ。

これ,すごいっすよ。
ロホとマルティネスとコレーラとエック版『ジゼル』で名高いアナ・ラグーナとスペイン国立バレエの第一人者だったローラ・グレコ(NHKで放映した『メディア』見ませんでしたか?)と・・・名前を知らない方だなー,と思うと,キューバ国立のプリンシパルだったりする。

演目も「スペイン」というコンセプトがあるから面白そう。
エック振付『オー・ソーレ・ミオ』なんて,「???」で実に興味深い。(あれ? でも,オー・ソーレ・ミオって,スペインでなくイタリアだよね?)

料金もお安いし,「名古屋でなく東京で上演するのはトンチンカンではないか?」という根本的な大問題を除けば,とてもよいイベントですよね〜。

  

  

posted by 槻本 at 21:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガラ公演など
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